札幌おとどけアート事業2日目。
昨日に引き続き、今日も天気は晴れ。
少し湿った雪はとてもまとまりやすく、今日から始まる外の活動にも期待が持てます。
外の活動の前に、まずは昨日授業のなかった5.6年生に作品を交えて自己紹介です。
学年によって紹介する作品や説明を柔軟に変えてきた東方さん。
今日は高学年なので、作品制作の舞台裏や動画も交えて説明をしていきます。
東方さんの作品はどれも少しひねりがあって、ついつい笑ってしまうものばかり。
さすが、高学年になると作品にこめられた洒落やジョークを理解して、説明中は笑いが絶えませんでした。
そして最後に「無駄なことでも、あったら楽しいなとか、やってみたら楽しいことってたくさんあるでしょ?」との問いかけに真剣に頷く子どもたち。
それを追求することが東方さんにとってのアートであり、作品を作るうえでの原動力になっていることはどうやら伝わったようです。
そして3時間目、4年生へのレクチャーを経て、4時間目はいよいよ初の外作業。
4年生によるヨット作りです。
まずは東方さんが赤い粉チョークでしるしをつけ、そこに雪を集めてヨットの形を作っていきます。
1組はスコップやママさんダンプなど、道具を最大限に活用し、とにかく量を集める作戦。

それに対し、2組は雪玉を作ってまずは船の形を正確に作っていく作戦を取ったようです。

こんなに大きな雪玉を作ったチームも!

この活動で雪玉をはじめて作ったという子どももいてびっくり。
今は雪だるまを作ることもあまりないのかなと、少し寂しい気持ちになってしまいましたが、この活動で雪の面白さを少しでも感じてくれたら嬉しいなと思います。
そして子どもたちが真剣に取り組んだ甲斐あって、1時間の作業ながらかなりしっかりしたヨットが校庭に出現しました。

授業を終えての昼休み。
全学年授業で関わったせいか、昨日はアトリエを覗くだけだった子どもも、「手伝いに来たよー」と続々やってきました。
東方さんが昨日の放課後から作っていたのはどうやら南国に生えているヤシの木をイメージしたものだったようで、子ども達は夏村の中心で木を制作する東方さんを手伝ったり、夏の果物を作ったり、さらには2本目のヤシの木を作ろうとしたり。
あっという間に時間が過ぎていきます。

昼休みが終わると休む間もなく校庭へ。
5.6時間目は3年生のスイカ山作りです。
まずはスキー学習に使っていた山の頂上付近にしるしをつけ、雪を集めて丸く形を整えていくことにしました。

校庭の雪をソリやビニールシートにのせ、みんなで力をあわせて運んでいきます。
そして放課後。
すっかりヨット作りが楽しくなってしまった4年生は授業だけでは飽き足らず、放課後も校庭に集まって作業を続けます。
そんな中、丸いざるを使って雪を運んでいた女の子が、その形の面白さを発見!

ヨットの横にきれいなドーム型の雪をつけていきます。

子どもたちが帰ったあと、夏村に戻った東方さんはさらにヤシの木制作を続け、今日の活動は終了。
明日は1,2年生によるヨット作りが行われる予定。
さらに校庭が海らしくなっていく予感がします。
もちろん校内の夏村もどんどん常夏に変化していきます。
明日の活動もどうぞお楽しみに!