十勝アーティスト・イン・スクール7日目。
昨日の願いが届いたのか、今日は久しぶりのいい天気。
王子も気合が入ります。
休み時間、子どもたちは花火の絵を描くために図工室に集まります。
いつもは子どもたちにアドバイスをしながら作業を進める王子ですが、今日は何か悩んでいる様子。
話を聞くと、宇宙への合図が花火の光だけでは足りないのではと心配しているようです。
漆さんが
「王子が困ってるみたいだから相談に乗ってあげて」
と子どもたちに呼びかけます。
みんな
「やだー」
といいつつも、
「一番明るいのは…太陽!」
と意見を出してくれます。
太陽という言葉に興味を持った王子は、
「タイヨウッテナンデアカルイノ?」
と質問します。
すると意見を出してくれた6年生、
「太陽が明るいのは…明るいから」
太陽の明るさの理由はまだ習ってなかったかな?
「シラベテオシエテヨ」という王子に
「めんどくさいからやだー」と子どもたち。
するとその会話を聞いていた1年生が、
「火…」
とつぶやきました。
そう、太陽が明るいのは火が燃えているからなんだよね。
6年生も知らなかったことを1年生が知っていることにもびっくり。
そんな小さなつぶやきを王子は聞き逃しませんでした。
でも火を使って太陽のような光を出すためには、何かを燃やさなくてはなりません。
何か燃えるものはないか窓から外を見る王子と子どもたち。
すると学校の前の花壇の奥に、剪定したあとの木の枝が積み上げられているのを発見!
6年生に連れられて外に出た王子は一緒にその木を運び出します。
ここで残念ながら休み時間はおしまい。
王子は子どもたちが授業を受けている間も運び出した木の枝の長さを整えて、長さ別に分けていきます。
授業も終わり、続きは昼休み…と思っていたら、今日は学校交流の日だったらしく新田小学校・西上音更小学校の3・4年生の子どもたちが北中小にやってきました。
北中小の1.2年生、6年生は代わりにほかの小学校に出かけていきます。
みんなを見送る王子。
北中小に来た子どもたちと一緒に給食も食べます。
王子をはじめて見る子はかなりおっかなびっくり。
北中の子も、最初はこんな感じだったなあ…と1週間前を懐かしく思い出します。
そして勇気ある男の子が王子の隣に。
聞くところによると、こういった小規模校同士の交流は年に3回にあり、学年が近い子同士はお互い名前も顔も知った仲だそう。
昼休みは交流の一環として体育館で一緒に遊ぶことになりました。
もちろん王子も参加します。
私も参加しましたが、ルールが複雑で最後まで理解できず…
このあと子どもたちは算数の授業を一緒に受け、それぞれの学校へと帰っていきました。
王子はその間も外で黙々と作業し続けます。
そして放課後。
1.2年生と6年生がいつものように図工室で作業開始。
王子は足りない材料を買いに、音更のホームセンターに行ってしまったので、子どもたちも少し寂しそう。
それでもみんな丁寧に作品を仕上げていきます。
子どもたちが帰ったあと、王子も戻りさっそく作業…とその前に。
職体という先生方の体育レクリエーションが行われ、お誘いいただいたので王子たちも体育館へ。
元バドミントン部という漆さん。試合にも熱が入ります。
このあとも王子は引き続き作業をして、今日の活動は終了。
明日からはいよいよジャングルジムを発信装置の形にしていく作業に入ります。
でもそのためには…どうか晴れますように!!
★おまけ★
今日の作業で指を怪我してしまった王子。
みなさん、怪我にはくれぐれもご注意を…