おとどけアート事業(札幌アーティスト・イン・スクール事業)第二弾1日目。
いよいよ本日より、ルカ・ローマさんが札幌市は幌西小学校に2週間滞在し、「白い迷宮」と題した活動をスタートいたしました。
今回の活動レポートは、カメラマンとして現場に参加している加藤がお伝えします。
さてさて朝、登校したルカさんは、今回子どもたちと一緒に制作するコスチュームを身に着け職員室&校長室へ。
このコスチュームには、図工の専門家である校長先生も大喜び。
そして、校長先生と一緒に、さっそく初仕事、全校テレビ朝会への出演です。
校長先生と並んで、今回制作予定のコスチューム<ミノタウルス>を被ったルカさんにカメラがむくと、放送室のドアの向こうから喚声が聞こえています。
<ミノタウルス>をとり、今回の企画「ホワイトラビリンス(白い迷宮)」とコスチュームづくりの簡単な説明。
うまく伝わったかな?
テレビ朝会への出演後、荷物を置いて、次は1年生150名にむけて、今回の活動のプレゼンテーションです。
大勢の子どもたちの前で、少し緊張気味のルカさん。
子どもたちはルカさんに興味津々。たくさん質問が飛び交います。
プレゼンテーションの後は、そのまま1年生の雪に触れ合う授業に参加。
想像以上に雪の量が少ない事に驚きながらも、少しづつ近づいてくる子どもたちと一緒にミニ雪だるまを作りました。
照れ屋さんだけど、みんなルカさんとの出会いを楽しみにしてくれていたようで、
アトリエとなった教室には、様子をうかがいに来た生徒たちがうろうろ。
アトリエの隣の教室の6年生が入って来ました。
「チャオ!」
「!!!」
予想外のイタリア語の挨拶に、ルカさんもびっくり!
その後1人1人が英語で自己紹介。がっちり握手を交わしました。
「Nice to meet you!!」
仲良くなったルカさんは、給食の時間はその6年生のクラスで頂くことにしました。
給食を食べ終えたルカさん、今度はサイン攻めです。
サインプリーズ!!
給食後、アトリエへ戻ったルカさんは、遊びに来た子どもたちと将棋をする事に。
チェスとの違いに苦労しながらも、親切に教えてくれる子どもたちとの楽しいひと時を過ごしました。
午後の授業は、2年生へのプレゼンテーションです。
さすが2年生、ちゃんと整列して教室へ入ってきます。
ルカさんの昔の作品、小学生には難しいかな〜と心配していたものも、
とても素直でストレートな感想をぶつけてきます。
「すごーい」
「大きいー」
「強そー」
言葉がシンプルな分、表情など全身から、感想が伝わってきます。
楽しんでもらえたようでよかった!
彼ら2年生とは、明日の午前中、一緒に雪と格闘する予定。
「また明日ねー!」
放課後はラビリンスを作る場所を探すルカさん。
スコップを並べてみますが、どうもしっくりこない様子。
そのうちチョークで直接雪に線を引き始めました。
そこへ放課後残って遊んでいた子どもたちが遊びに来ました。
線を引き終えたルカさん、急遽予定変更で、試しに子どもたちとゲームを始めました。
ルールを説明して、いざスタート!!
シンプルなルールにすぐ適応した子どもたちは大喜びでゲームを堪能。
薄暗くなるまで遊びました。
ルカさんとても嬉しそう。
ルカさんはルールづくりにとても神経を使っていました。
どうしたらおもしろいか、むずかしすぎないか、逆に簡単すぎやしないか、
低学年の子どもたちでも楽しめるのか・・・。
帰り際、「これならみんなが楽しめるね。」とニッコリ。
さて、本日の活動は、これにて終了。
20年に一度といわれるくらい、今年は雪が少ないのが心配ですが、ルカさんと子どもたちとの出会いは、そんな不安も消し飛ばすぐらい印象深い一日となりました。
明日は雪降るかな・・・?