十勝アーティスト・イン・スクール事業2008八日目。
今回の活動も、今日を含めて残り後二日。
明日の発表会にむけて、意気揚々と登校する平原さん。
今日は、朝からダンス!
平原さんは、昨日までは、のんびりと構えていた子どもたちに、残り時間を考えて少しだけ緊張感を持たせることに。
「明日の発表で、かっこいいダンスを見せる為に、今日は集中してがんばろう!」
平原さんの言葉に、子どもたちの目の色が変わります。
自分たちで声を掛け合って、昨日まではあまり見られなかったキビキビとした動きを見せてくれました。
そして、初めて音をつけて通し稽古開始。
今までみんなで創作し、体得した動きを流れの中で確実に表現できるか。
子どもたちは、平原さんのチャックを受け、自分や友達の動きを確認しながら踊ります。
さて、朝のダンスの時間が終わり、平原さんは学習発表会の劇の練習を見学。
ダンスの表現もさることながら、北中小の子どもたちは演技力も抜群。これだけ表現力があるのだから、明日の発表がなおさら楽しみになってきます。
お昼休みは、朝踊ったダンスを映像でチェック。
自分たちの踊りを客観的に見たときどう見えているのか。これはとても大切な活動です。
子どもたちは、真剣に映像を眺めます。そして、口々に、
「あそこはもっと素早く動いた方が良いね。」
「あ、あの動きが逆になってる!」
など、自分たちの動きの気になる部分を指摘し合います。
なるほど、こうしてまた踊るとダンスは変わってくるだろうなと納得。
午後は、「はつがダンス」の総仕上げ。
明日の発表にむけてみんな緊張感を持って稽古にはげみます。
先ほどの映像を見て、自分の注意点や全体の動きをきちんと把握したのか、今までにない動きのキレと、一体感を見せる子どもたち。今までののんびりしたムードが嘘のようです。
みんな、やるときはやるのね!

こうして活動開始から八日目に「はつがダンス」は、完成しました!
北中の子どもたちらしい、元気な動き、そして平原さんらしい、奇想天外の展開を持った踊りに仕上がりました。
さて、明日は最終日。
保護者の方々や、地域の方々に今回の活動の成果をお披露目する日です。
今日はゆっくり休んで、明日に備えましょう!