十勝アーティスト・イン・スクール2008第二弾が本日よりスタートしました。
開催場所は、士幌町立北中音更小学校。
全校児童14名の小さな小学校。
実は今回の活動は3回目(3年目)になり、この周辺地域では、本事業もすっかりと定着し、これまでにも様々な出会いと交流を生み出して来た学校です。
そして、アーティストには、北海道小樽市出身のダンサー平原慎太郎さんをお迎えしております。平原さんは、昨年の夏まで新潟にあるダンスカンパニーNOISM(ノイズム)に所属し、その後フィリーで活躍中。国内外の様々な場所で活動している若きダンサーです。
さて、そうした訳で、活動初日がスタート。
期待に胸膨らませて、平原さんが登校。
学校に着くとすぐに体育館で準備運動を開始。子どもたちとの出会いの瞬間によりインパクトを持たせようと考えた結果、このような状態で待機。
かなり怪しいです。
そうこうしているうちに、子どもたちが体育館に集まってきました。
平原さんの姿を発見し、
「わ〜、死んでるみたい〜。」
と騒ぎ始めました。
そして、徐々に動き始める怪しい物体。
奇妙奇天烈な踊りがスタートしました。
「わ〜、怖い〜!」
「気持ち悪い〜。」
と、平原さんがアクションを起こすたびに、口々にリアクションを返す子どもたち。
平原さんが踊り続けている間中、その踊りと喚声のおかしなやり取りがつづきました。
このような衝撃的な出会いの後、自己紹介をすませ、今回の活動についてご紹介。
「まずはみんなで体を思いきり動かしてダンスを楽しもう!」
と平原さん。
あの奇怪なダンスを見た後の子どもたちが、今後どのような行動にでるのかとても楽しみです。
中休みになると「はつが村」と名付けられた音楽室に、子どもたちがぼちぼち集まってきました。
やはりかなり興味を持ったようで、何となく体がむずむず動きだしそう・・・。
それを素早く察知した平原さん。
さっそく子どもたちに働きかけて一緒に体を動かします。
当然子どもたちはノリノリ。
なるほど〜これはいけそうだぞ!
さて、給食の後はお昼休み。
北中音更小学校恒例の全校遊び「バラド」で、コミュニケーションを図る平原さん。
子どもたちの運動能力や動き等を見るのにこうした遊びに参加することも重要です。
さすがはダンサー身のこなしも軽やかに、子どもたちと遊んでくれます。
そして、放課後。
今日は、踊りの振り付けやトレーニングはしないで、子どもたちとのコミュニケーションを重視しよう!ということで、放課後も、子どもたちの普段やっている遊びに参加させてもらうことに。
で、実際にやったのは「いろはにほへと」という遊びで、二本のロープをランダムに動かし、止めた所で、上・中・下を選択して、引っかからないようにくぐり抜けるという遊び(うまく説明できないので、詳しく知りたい方はご連絡ください)。
この遊びは、以外にもアクロバティックな要素があり、北中音更小の子どもたちの運動能力の高さに、平原さんもビックリ!
明日以降の表現活動に期待が持てると共に、自分の考えていたレベルを超えている彼らの運動能力に焦りを見せる平原さん。
これは楽しみな展開になってきましたね!
明日からは、いよいよダンスの創作、振り付けを実行する予定。
乞うご期待です!