アーティスト・イン・スクール8日目。
今日は昨日に引き続き、彫刻家の野上さんがFUJISANづくりのボランティアスタッフとして来てくれました!どうもありがとうございます。アーティスト・イン・スクールも明日で終了、今日がFUJISANづくりの最後の詰めとなります。
ということで早速、午前中は登山道に設置する休憩所を制作です。昨日河田さんが積み上げていた雪の固まりの上に、天井となる木の板を設置し、雪に水を混ぜてシャーベット状にしたものを貼付け、人が乗っても崩れないようにしっかり固定していきます。氷点下の中でのこの作業は、決して容易なことではありませんが、野上さんもFUJISANの完成に向け、一生懸命に取り組んで下さっていました。
中休み、キチャイーノでは父兄の方々が持ってきて下さった牛乳パックであかりづくりに挑戦です。牛乳パックは紙だけど意外と固い!ハサミやカッターを駆使し、子どもたちの危な気な手つきにヒヤヒヤしながらも、少しずつ手を加えていく姿を見守ります。
そして今日はキチャイーノに来る子が少ないと思ったら、窓の外を見るとたくさんの子どもたちがうごめいている!今まで観測したことのない景色に思わず「うわっ、凄い!」と声を出してしまいました。ここ2、3日の大雪で、子どもたちが作った雪像が埋まってしまっていましたが、そんなことに屈することなく、雪あかり村に設置する雪像を作るため、雪と格闘しています。
おなじみとなった、キチャイーノのすぐ向かいにあるランチルームでの交流給食の時間。今日も高学年生が考えてきたゲームをやりながら、みんなで楽しく給食をいただきます。河田さんがいるグループでは伝言ゲームをしていました。「河田さんがつくったフジサン」というキーワードが、どこからか「河田さんがつくったエジソン」に変化!子どもたちも河田さんも大爆笑でした。
こうした給食の時間もアーティストと子どもたちが出会える貴重な時間。給食がはじまる「いただきます」の挨拶の時、代表の児童が「今日は大きな転校生がいるので、みんな仲よくいただきましょう」と呼びかけていただきました。もうすっかり新光小の転校生としてみんなに浸透してきた様子です。
昼休み、おなじみとなったあかり作りです。父兄の方々が持ってきて下さったたくさんの材料の中からチョイスし、様々な素材を組み合わせながら、今までになかった個性がキラリと光るあかりが出来上がっていきます。
放課後、今日はバレンタインデーということで、女の子からチョコを貰った河田さん。男女問わず本当にモテモテです。
そして、ふとグラウンド見ると今日の朝の画像と見比べると歴然!!FUJISANのまわりのあちらこちらに雪像が設置されています。みんないつの間にこんなにたくさん作ったんだ!?
画像はありませんが、放課後はFUJISANの最終仕上げ。河田さんも雪の中、渾身の力を込めてスコップを振り下ろします。また、たくさんの先生方からも、このFUJISANを自分たちの作品のことのように考えていただき、明日のお披露目会に向け、外が暗くなるまでご協力下さいました。本当に感謝です。
アーティスト・イン・スクールも明日が最終日。みなさんが待ちに待って下さっている、新光FUJIの山開き&新光FUJI雪あかり村の開村セレモニーが行われます。FUJISANが噴火するという情報も入ってきており、子どもたちの期待も大きく膨らんでいる様子です。
明日の天気予報は雪。お天道様、お願いですからせめてセレモニーの時だけは、風雪を止めて下さい。おねがいします。(福村)