有明小学校でのトヨタ・子どもとアーティストの出会い二日目。
今日からは、現場ディレクター漆(うるし)が、石川さんの活動について報告いたします。どうぞよろしく!
さて今日は、滞在中のログハウスを、本格的に石川直樹スタジオに模様替えします。
まずは、机や椅子を並べ、作業スペースを確保。次に、大きな写真パネルを並べて「う〜ん。」とつぶやきながら、配置決め。室内をグルッと囲むように、写真を壁に打ち付けていきました。
そして最後に、このログハウスを「ベースキャンプ」と名付けて設営終了。とっても素敵な写真家のアトリエが完成。石川さんも満足した様子です。

中休みになり、子どもたちがアトリエに集まってきました。
初日には無かった大きな写真パネルが、部屋中に展示されているのを見て、子どもたちは大はしゃぎ。「すごーい、何これ〜。」今までに見たことのない風景が、室内にちりばめられています。そして、早速石川さんにあれこれと質問をぶつけます。石川さんも、やさしく丁寧に解説してくれます。
写真だけでなく、その写真を撮った本人が目の前にいて解説してくれる。アーティスト滞在型のプログラムならではのとても贅沢な状況です。

一通り室内の写真パネルを観賞した後、更に石川さんは、これまでに出版した自身の写真集を取り出して、子どもたちと旅のお話を聞かせてくれました。「うわ〜、すご〜い」子どもたちはこれまた大喜び。まるで絵本の世界のような、未知の現実世界に引き込まれているようでした。
中休みが終わり4時間目、高学年の道徳の時間。体育館に集合した子どもたちに、石川さんが、これまでに経験した旅のお話をしてくれました。今日は、午後から参観日ということもあり、保護者の方々も多数お見えになりました。
序盤は、エベレスト登頂のドキュメント映像を上映。自ら撮影したその映像は、想像以上に過酷な環境への挑戦であったことを物語っていました。「こわ〜い」子どもたちは皆あっけにとられた様子。真剣なまなざしでその映像を見つめていました。当の石川さんは、淡々と自分の体験談や、その状況を映像に合わせて解説。
その後も、北極から南極まで旅をした「POLE TO POLE」や、カヌーで星だけを頼りに海を渡るお話など、想像もつかないような壮大な旅のお話を映像やスライドを通して展開してくれました。コーディネートした私たちにとっても、本当、今更ながらただ者ではないことを再認識させられるお話でした。
お話の最後に石川さんは、今この有明小学校にいることも自分にとっては旅であると言いました。つまり、彼にとっての旅とは、そのスケールの大きさではなく、未知なるものへの興味に純粋に向き合うことなのかもしれません。そういった意味で、今日は、石川さんの生き方そのものを物語る授業であったと感じました。
さて、特別授業が終了し、待ちに待った給食です!
今日も、ひと手間もふた手間も加えられたおいし〜いお料理が登場。昨日は遠慮していた石川さんも、さすがにおかわり!大食漢の石川さん。食べ終わっても、「まだ食べれるな〜。」と一言。明日以降、子どもたちとの壮絶なおかわりバトルが繰り広げられそうです・・・。

放課後から夜にかけて、今日も子どもたちのご家庭にお邪魔し、家族写真の撮影をすることに。「今日は、もっと家族のことについて聞いてみようかな〜」と心に決め、いざ出発。
一件目のお宅は、とっても元気な男の子の兄弟がいるとても賑やかなお宅。お父さんが帰宅されて、早速撮影開始。なかなか家族で写真を撮ることが少ないという御一家。ちょっと緊張気味かな?リラックス、リラックス!
二軒目のお宅は、元気で明るいお母さんが印象的なご家族。まずは石川さんの活動のお話からスタート。そして、家族全員で、石川さんの写真に、つっこむ、つっこむ。その後も家族の話しや有明小学校の話しで盛り上がり、肝心の家族写真は・・・。あ、そろそろ撮ってもよろしいでしょうか?
さて、こうして二日目が終了しました。
まだまだこの活動のリズムに慣れるには時間がかかりそうですが、有明の自然や子どもたちとは徐々に親しみつつある今日この頃です。教職員の皆さんや保護者の皆さんの暖かいまなざしに見守られつつ、じっくりと旅を続けましょう!
ではまた明日!