アーティスト・イン・スクール五日目。
いよいよ花園小学校での活動も最終日を迎えました。 天気は快晴。とにかく寒い朝も今日で最後かと思うとちょっと寂しい気もします。 はなその劇場最終日の演目は「水中生活」。 学校のしかも空き教室を間借りした劇場で水中生活? 何となく想像はつきますが、昨日のような逆転の発想も十分にあり得る。 ![]() 5分休みには、子ども達もリハーサルに参加。 杉浦さんが、泳ぎの動作を始めると、子ども達も一緒に泳ぎ始めました。 どうやらこの五日間で、子ども達も表現の楽しさを実感したようです。 ![]() 楽屋から出て来た杉浦さんの姿を見て一同唖然。 何だその格好は! 昨日の緊張感漂うはなその劇場はどこへやら…。 でもそうだよね。 杉浦圭太ってそうだよね。 ![]() 今日は最終日ということもあり、いつも以上に込み合うはなその劇場。 大阪で表現活動を行っている大学の先生もわざわざいらして下さいました。 そんな熱気あふれる劇場内に颯爽と現れた海パン男。 観客一同唖然! 昨日のシリアス路線から一転してコミカルな動きと表現に、場内は終始大爆笑。 杉浦さんの演技や表現力は、そしてはなその劇場の自由なスタイルを五日間で十分体感した子ども達。最後に杉浦さんから配られた浮き輪をうけとって、嬉しそうにパフォーマンスに参加しました。 ![]() 3年1組の先生がはなその劇場に訪れました。 「子ども達がこの1週間のお礼に歌を送りたいと言っているんですが、聴いていただけますか?」 な、なんと!嬉しいことを言ってくれるじゃないですか! 早速教室へ。 子ども達ちょっと緊張気味にきれいな歌声を披露してくれました。 これには杉浦さんはじめ実行委員会一同大感激。 ありがとう!本当にありがとう! そして給食の時間。 アーティスト・イン・スクールでは、給食時間が子ども達との交流の重要な時間。 最終日の今日は、3年2組。こちらもはなその劇場の常連さん。 若くておしとやかな先生とお話が大好きな子ども達が集うがわんぱくクラス。 最後の給食の味を噛み締めながら、子ども達との会話に花を咲かせました。 ![]() 最後の上演が始まりました。 演目を中休みの「水中生活」から「みんなで水中生活」にを変え、最後は杉浦さんと子ども達が、終始一緒にパフォーマンスを行いました。 今まで、杉浦さんの活動に触れて来た子ども達は、はなその劇場という異空間の中で、何かを発散するかのように大はしゃぎ。自分たちが舞台に立って、思い思いの動作や表現を試みました。 ![]() 最終日の最終上演で、子ども達が爆発的に何かを表現しようと動き回ったあの表情が何よりの証拠です。 アーティスト・イン・スクールは、そのスタイルから、活動に至るまでのプロセスにまだまだ課題を抱えています。しかし、今回の活動を通して、少しでも多く方々に、この企画の意義を理解していただければ幸いです。 もし芸術家が、日常的に学校に存在していたとしたら、皆さんはどう感じますか? 最後に、花園小学校の児童、先生、保護者の皆さん!大変お世話になりました! そして、見学に来て下さった皆さん!ありがとうございました! そして、そして、素晴らしい活動を実践してくれた杉浦さん!お疲れさまでした! 追伸:私たちのような者を笑顔で迎え、宿泊のお世話をして下さった大介さん!今回の活動は、この場所が支えてくれたと言っても過言ではありません!ありがとうございました!
by sair_ais_programs
| 2006-02-10 23:46
| 十勝/花園小/杉浦圭太
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Comments(4)
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お疲れ様でした
最後の一日だけ見学ができました、すごい盛り上がり。いいのかってよくわかりませんでしたが、状況をこどもが理解しているのには驚いたっていうか頼もしかった。「みんな最後ではしゃいじゃってんのよ」は今日の名台詞。杉浦さんありがとうございました。 花園小学校のみなさんありがとう。スタッフ、メンバーの皆様方お疲れ様でした!!
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こんばんは。 昨日に続き、怪我人をおぶりお邪魔させて頂き、ありがとうございました。私の感想は・・・楽しかった!!!!子ども達のあの表情、なかなか見る事の出来ない、いい顔でした。 学校内に日常的にアーティストが居る事は現実には難しい事かもしれません。でも特別な事ではなくなる環境にはなれると思います。自然にいろんな表現が花園っ子は出来るようになったんですから。
杉浦さん、スタッフのみなさん、ぜひ又遊びに来て下さい。その時は父兄の観客が子どもより多いかも? 一週間、ありがとうございました。
寒い中、お子さんを背負って連日お越し下さいましてありがとうございました。
今後も子供たちだけではなく保護者の方々が関心を抱いてもらえるような企画・コーディネートに努めたいと思っています。 今回のような機会に、一人でも奥の方にやはり足を運んでもらいたい! そうした活動にしていかなくてはならないと、改めて感じさせる一週間でした! またお世話になれる日を楽しみにしています。 そのときはまたお越し下さること期待していますね。
本当に濃い5日間でした。
「演劇」のことを英語ではDRAMA、THEATER、そして“PLAY”と言います。 PLAYは、文字通り“あそぶ”“行なう”という意味。 はなその劇場は、僕にとってパフォーマンスの場で、且つ“あそぶ”場でした。子ども達にとってもそうだったらいいなぁと思います。 花園小学校の教職員のみなさな、子ども達、保護者のみなさま、そして細やかに支えてくださった実行委員会のみなさま。本当にありがとうございました。みなさんの遊び力、すてきでした。 帯広・十勝の地域で、これからも遊び心が響きあうアートの活動が、たくさん生まれるといいですね。
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