本ブログをご覧の皆様!
あけましておめでとうございます!
遅ればせながら、新年のご挨拶申し上げます。
アーティスト・イン・スクール担当の漆(うるし)です。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、2006年アーティスト・イン・スクール(以後AIS)第一弾は、俳優の杉浦圭太さんを2月の寒〜い時期に、これまた極寒の帯広市にお招きしています。
開催校の帯広市立花園小学校は、全校生徒292名と帯広市内では比較的大きな学校。その花園小学校で、2月6日(月)から学校の余裕教室が一週間「はなその劇場(芝居小屋)」に変身。一般に解放します。
活動内容は、日替わりのテーマを設定し、杉浦さんと子ども達が、演劇を通した様々な表現活動(朗読及びパフォーマンス)を行います。
今回も活動の様子を本ブログを通して随時私が皆様にご紹介しますのでよろしくお願いします。
さて本日2月3日(金)は、来週からの本番に向けた準備の日。
朝、児童が登校する時間に合わせて杉浦さんも登校しました。
今日は準備ということもあり、職員の皆さんに朝礼で簡単なご挨拶を澄ませた後、さっそく仕込みを開始しました。

空き教室は、元々4年1組の教室して使用していた部屋を今回のAIS用にお借りすることになりました。
空き教室とはいえ、さっきまで子ども達がこの空間で授業を受けていたような雰囲気を残す教室。
「ここが急に芝居小屋になったら驚くだろうな〜」
杉浦さんは、期待に胸を躍らせながら作業を進めている様子。
先日の打ち合わせで、学校に準備していただいた暗幕や雛壇、照明などを徐々に設置し、午前10時頃には、だいたいの準備を終えました。

「どっからどう見ても芝居小屋だね(笑)!」
と、満足げな杉浦さん。確かに、元々教室とは思えないかわいらしい芝居小屋が完成しました。

その後、チャイムが鳴り子ども達が次々とに「はなその劇場」をのぞきに来ます。
「入っても良いですか?(子ども達)」
「どうぞ!(杉浦さん)」
「失礼しま〜す(子ども達)」
おお〜、礼儀正しい子ども達ばかりじゃないか〜。
初めは突如現れた芝居小屋に驚いた様子でしたが、芝居の衣裳道具や照明を見つけると、まるで自分たちの遊び場のようにはしゃぎ始めました。
しかも、小道具作りを手伝ってくれる子や、キーボードで演奏してくれる子もいていい子ばかり!
お昼休みを過ぎた頃、学校での準備はほぼ終了。
みんな!月曜日からの本番楽しみにしててね!
実は、これまでのAISでは、杉浦さんのように演劇を通した表現活動(パフォーマンス)を行うアーティストは初めて。
担当の私も、一体どのような活動になるのか、期待に胸を膨らませています。
芸術を媒介としたコミュニケーションの可能性を体感し、その先にある理想的なコミュニティのあり方をそれぞれが思い描く。今回のAISも、そうした学校や地域の将来像に一石を投じることが出来るようチャレンジしていきます。児童や先生はもちろん、一人でも多くの父兄の方々にこの活動に触れて頂きたいと思っています。
花園小学校の皆さん!一週間よろしくお願いします。
<「はなその劇場」での演目>
6日・・・・・おはなし劇場(朗)
7日・・・・・変身○○ごっこ(パ)
8日・・・・・ピエロのずっこけ生活(パ)
9日・・・・・餌を与えないでください(パ)
10日・・・・水中生活(パ)