12月8日(火)、活動3日目です。
体育館ステージ部分を使っての小林大賀さんのこれまでに作った短い映像作品を
見られるようになりました。
しかし、コロナ禍の状況においては、一度に見られる人数が限られ、
その中でもできるだけ多くの子どもに見てもらえる機会を設けたいという
小学校側からの要望もあり、
この日は、学校の状況から、先生だけでも上映会ができるよう、
機材の配線を見直したり、マニュアルを作成することになりました。
また、ステージに入ることができない待ち時間ができた子どもたちへの
時間の有効利用的になにかできることはないか、と模索する1日となりそうです。
まず、学校に到着したのは、ステージ上で映像作品を上映している横に
設置しているモビール作品の手直し。
大賀さんのご自宅から追加となる素材と、ライト、卓上のファンを持ってきました。
今までは人が近くにいないと揺れたりすることがなかったのですが、
卓上ファン(しかも風量の緩急がつけられる!)でとてもよい感じにゆらゆらと
ライトによって壁に落ちた影も素敵になりました。
ステージの上には、暗幕などを動かすための
滑車などがあり、そこにテグスをひっかけているので、
吊り下げ位置の調整もやりやすくてありがたいですね!
中休み、タイガー通信の効果もあって
あっという間に長蛇の列が!!!
これは待ち時間対策も早くなんとかしなくては!
中休みが終わると、機材の入れ替えや微調整、
マニュアルの作成にとりかかる大賀さん。
作業しながら、中休みの子どもたちの待っている様子などを受け、
廊下でのアプローチを思案します。
その結果、上映している作品の感想を書いてもらったり、
子どもたちとのやりとりが少しでもできたら、と
記入用紙とそれを書くスペースを体育館前の廊下に設置することに。
そして、記入用紙の形は、ただの用紙じゃつまらないんじゃないか、と
モビールに使っている形状を模して作ることになりました。
早速、モビールのパーツを撮影して、パソコンに取り込んでいきます。
そういった作業をしながら、あっという間に昼休み。
本当に学校での時間はすぐに過ぎていきます。
昼休みは、担任の先生が、学級単位で見にきてくれました。
さすがは先生。子どもたちの統率がとれていてすごい。
上映が終わり、横にあるモビールの作品についても大賀さんから
お話しできる機会がありました。
大賀さんが、モビールの材料となる木材は、外に落ちていたものを拾ったものだと話すと
ちょうど近隣の公園でそういった落ち葉やきのみを拾う授業があったらしく、
一気に親近感が湧いたようで盛り上がります。
ステージから出るときには、手を出してみる子もたち。
やっぱり、こういったものは触りたくなりますよね。
乱暴にしなければ、と大賀さんからも許可をいただきました。
例えば、美術館などで出来上がった作品を見るとき、
それがどんな行程をたどっているかが想像できると、
作品の見え方が変わってきますよね。
おそらく昼休みにきた子どもたちは、こういった体験をしたのかな、と思います。
その後、マニュアルが完成したので先生へ確認、それで私たちが不在のときでも
上映が成り立つようになりました。
そこで学校での活動は終わり、帰りに画用紙を購入しました。
途中撮影したモビールの写真をプリント、形に合わせてカットします。
微妙に色味を変化させたり。これが、
こうなります。
なかなか素敵じゃないですかね。
子どもたちには、この紙の裏に感想や、大賀さんへの質問を書いてもらおうと思います。
どれだけのものが集まってくれるかどうかは、わかりませんが、
まずは、子どもたちとコミュニケーションをするための手段として、
明日から初めていきたいと思います。
続きます。
担当コーディネーター 杉本