上々のスタートを切った、おとどけアート×風間天心。
新琴似北小学校の子ども達がどんな感じでやって来るのか楽しみであります。
今回の活動拠点となるのが、「防風林の部屋」というところです。
この、防風林なんですが実は琴似地域とゆかりのあるものなんです。
上の図のように、小学校の北側にある防風林は新琴似と屯田の境界に位置しており、
大正末期に周辺の田畑を北風から守るために、幅20~60m、長さ12kmにわたって植樹されたとの事。
※参考資料/札幌市立新琴似北小学校で継続する「防風林教育活動」より
その後、周辺の田畑は情宅地に姿を変え、防風林の役割は終わったのですが、
現在は樹齢60年ほど高さ10数メートルのポプラ並木が、地元の貴重な財産だという事で、
遊歩道が整備され、現在は地域の方々にとっての憩いの場となっているんですね。
そういったこともあり、新琴似北小学校の一室には子ども達はもちろんのこと、
保護者や地域の方々への資料館的な役割として、「防風林の部屋」が設置されていたのでした。
今回、おとどけアートの活動が始まるに当たって、活動の本拠地として「防風林の部屋」を半分ほど間借することになりました。
せっかくの展示品がたくさんあるわけで、上手いこと同居できればなぁという気持ちを込めて、
そして、これまでの背景を踏まえ、我々おとどけアートが勢力を結集して考え出した部屋の名前がこれです。
お坊さんの風間天心さんとおとどけアートスタッフ小林の部屋。
略して、坊風林の部屋。
こざとへんを土へんに換えるだけで、そのまま「ぼうふうりん」の部屋でございます。
この凄まじいこじ付け力。ぜひ、これを豊かな創造性と理解していただきたい!
という感じで、ごろ合わせはいいとして、中休みがやってきます。
思ったより、反応がいい。しかも、低学年から高学年の子まで遊びにきてくれています。
朝の動画が役に立ったようですね。
こんな感じで、室内には天心さんの作品が並んでいるので、子ども達も興味津々。
この日は実際に温度が高かったんですが、子どもたちの熱気もすごい。
で、みんな天心さんの作品だけ見ているかと言えば、実はそうでなくて
元々、防風林の部屋にあった展示もしっかり見ているんですね。
これはこれでOKですね。
この場所に来ることによって、天心さんの活動はもちろんのこと、
防風林のことを改めて知ってもらえれば、いわゆるwinwinという事です。
こんな感じで子ども達もちゃんと来てくれたので、一安心。
ちなにみ、初日の様子を小学校のブログでも紹介してくれています。
つづきます。
コーディネーター小林