白老小学校でのアーティスト・イン・スクール 5日目。
週末にかけて急に冷え込んで暴風雪となった北海道。
白老にも雪が降りましたが、嵐が過ぎ去ってすっかり雪も溶けました。
本日は、先週一週間の調査結果を共有する中間報告会を実施。
会場となる音楽室にこもって事前準備に入る調査員加賀城さん。
いつものコスプレ、、、、いや作業服を脱いでフォーマルな装い。
で、いささか緊張気味?
中休みの時間になり、子ども達が集まってきました。
興味を持ってくれた保護者の方の姿もあります。
嬉しいことに、子ども達が家に帰って「スケルツォさん」との交流の話をしてくれているとか。
早速、報告会スタート。
まずは学校の中で撮影したものを見せて、
「これは何に見える?」
「こんなものを発見したよ!」
と、加賀城さん。
「あ、豚に見える!」
「それは顔が見える!」
と、子ども達。
「でも、こういうものは珍しくありません!どこの学校にもあります。
だから、白老にしかないものを探したいんだよね!」
次は一見何を撮ってるのかわからない写真や学校の外に出て撮った写真を見せながら、
「この写真を見て何を感じますか?」
と投げかけます。すると、、、
「う〜ん、『みにくいアヒルの子!』」
という発言が!
なかなかの想像力・発想力で返してくれる子ども達。
そうした問答を繰り返しながら、中間報告会は盛会に終えることができました。
みんな加賀城さんがやろうとしてること少し理解できたかな?
ただただ学校内をうろついている変な大人ではないことはわかっていただけたようです。
さて、中間報告会も終わりそろそろお昼休みかと思っていた時、あの「石の少年」が訪ねてきました。
どうやらまた一緒に調査をしたいとのこと。
明日は午前授業で学校が早く終わるから放課後一緒に活動する約束を取り付けにきたようです。
何やら渡したいものもあるとか。
石の少年の不思議なキャラクターに魅了される加賀城さん。
石の少年との打ち合わせを終え昼休み。
中間報告を終えた調査員加賀城さん、今度は聞き取り調査を開始しました。
写真を持って、いろいろな教室に乗り込んで話を聞いていきます。
「この写真を見てどんなことが思い浮かぶ?」
学年が違うと反応も発想も違います。そして隣にいる友達とも意見が違います。
私にはこう見える、いや私にはこう見える、だとしたらきっとこういう性格だ、それならきっとこういう好きなモンスターだ、、、、、
子ども達との掛け合いの中で、ひとつのものを掘り下げれば掘り下げるほど本来ないはずの正解ともおもえる発想が生まれてきます。
この聞き取り調査、とっても楽しい〜〜〜!
放課後は、子ども達との対話で生まれた様々な意見やエピソードを報告書にまとめていく加賀城さん。
ニヤニヤしています。
そして、また調査へ。
調査、調査、調査です!
本当に熱心に調査を続ける加賀城さんですが、
調査、調査はいいのだけど、これって最終的にはどうなるんでしたっけ?
コーディネーター:漆