この日にあったこと、その1。
・加賀城さんがやって来る。
この左に座っている方、おとどけアートファン並びに札幌アートファンならばご存知のお方。
加賀城匡貴(かがじょう まさき)さんです。
加賀城さんは過去におとどけアートに参加。
これまた上ノさんの活動のように、結構タフな活動を行っていたんですね。
そして、
スケルツォという名のパフォーマンス集団を率いて活動を行っており、
実は上ノさんもそのメンバーの1人なんです。
これ、分かりますかね?左下のサングラスの人、上ノさんなんですよ。
ということもあって、以前からお話はした事なかったけれど上ノさんの事を知っていて、
今回ひばりが丘小学校で陶芸室を知った時に「ピン!」ときたわけです。
でも、パフォーマンス中は、サングラスかけてビシッとした表情なので、怖い人だったら嫌だなと、
加賀城さんに電話で「上ノさんってどんな人ですか~?」って聞いたら、
「うん、大ちゃんはね、やさしいよ~」って返事をもらって、これは大丈夫かなと。
で早速、上ノさんに連絡を取り、無事おとどけアートのオファー成立となったんです。
そういった経緯もあり、どこかのタイミングで一度来てもらいたいなと、ずっと思っていたんですね。
最後の最後に来てくれて、うれしかったですね。なんか、ほんわかしました。
この日にあったこと、その2。
・茶室が乗っ取られる。
これは、すごいいいことなんですが、
茶室では基本、上ノさんがおもてなしをします。
でも、そうやっているうちに中には「私もそっちやりたい!」っていう子が出てきます。
この場合では、6年生の良くやって来る常連の子たちが言い始めて、
で気付くとお茶室を乗っ取って、全部やってくれていました。
低学年の子たちに、色々と説明してくれたり、しっかりやってくれるんですね。
思わぬところで実現。嬉しい誤算。
休み時間になると走ってやってきて(歩きなさい)、この場所を仕切ってくれるのです。
こんな風景を見ていて思うのは、アーティストの作品とは「もの」だけではなく、
それと関わる人たち、もまた作品なのではないかと。
上ノさんが作った器や、茶室もそうですが、俯瞰してみると
その場所で子どもたち同士が(保護者や先生にもお茶を点ててくれてましたよ)動いている、この状況も作品だと。
いや、むしろこうやって人が関わることで完成する作品もあるんじゃないかと、そう思います。
そんな最終日でしたね。
活動最終日は本日でしたが、実は終業式でお別れの挨拶が残っているのです。
次回、ブログ最終回(?)、「上ノ大作、転校する」の巻。
コーディネーター/小林亮太郎