さて、気が付けば長い長い活動も、本日最後ですよ。
最終日、21日が始まります。
長ーい長ーい旅のように思えたこの活動も、気付けは一瞬のように、過ぎ去ってしまいました。
19日までギリギリのスケジュールでひーこらやっていたのに、
上ノさんなんかもう全部やっちゃったから、「なんか物足りないなぁ~」なんて言ってるぐらい。
最初はじんわりやってきて、小学校に上ノさんのアトリエができたよぐらいな感じだったのですが、
いつの間にかお母さん方のワークショップや子ども達の制作に関わっていて、
気づかぬうちに、大波にのみ込まれていた感じがします。
これも、長期的に関わっていたからこそできることなんだと思います。
何も仕掛けなくても、どんどん関わり合いが増えてきて、
色んな子ども達や大人がやってきて、「場づくり」としては完璧な状況が生まれたのですが、
上ノさんとしては「アーティスト」としての活動が中々できていないことにストレスを感じていたようです。
上ノさん自身が作り上げる活動は、12月の中盤からですからね。
確かに、それまでは「これでいいのか・・・・?」という葛藤があったのだと思います。
しかしながら、コミュニケーションとは
片方がもう一方へ何かしらのお節介をかけることから始まります。
今回の場合、多くの人たちが上ノさんの生み出した場所に誘い込まれ、
そこで各自が色々な形での関わり方を投げかけてきました。
その一つ一つに対して真摯に返答したり、華麗にスルーしたりと、うまいことやりくりしながら、
何とか意思疎通のキャッチボールを数百回ぐらいしながら、活動が行なわれました。
そして、
アーティスとしても素晴らしいものを見せてもらいました。ここらへんの踏ん張りと意地はさすがとしか表現のしようがないと思います。
最後まで倒れず、くじけず、怪我病気なく無事完走ですからね。すごい事だと思います。
そんな感じで、いろんな想いと思い出とが詰まったこの場所に子ども達が見に来たり、入ったり、
俯瞰してみるととても感慨深い。。。
こうして振り返ってみると、色々と気付いたりするんですよね。
つづきます
コーディネーター/小林亮太郎