この日も引き続き、白い竹ひごを編み編みしていきます。
中休みの始まりを知らせるチャイムが鳴り、来るか!?と子ども達を待ち構えていたところ、誰も来ず、、、
階段を降りてきた子どもを捕まえて話を聞くと「今日は縄跳びする日だよ!!!」とのこと。
そう聞いた上ノさん、制作を中断し子ども達についていきました。
その先には。
グラウンドで縄跳びを飛びまくる子ども達の姿が!
軽快なステップを踏みながら子ども達の中に入っていく上ノさん、「あ〜、上ノさんだ〜」と声をかけてくれる子ども達。なんでも毎週金曜日の中休みは全校児童が縄跳びをする時間らしく、かけ足飛びを◯◯回といったお題があり、それが飛べているかどうかを体育委員の高学年に見てもらうようになっているそうです。お題をちらっと見せてもらうと跳び方の種類がたくさん、、、あや跳び、はやぶさ、サイドクロス、とどんな跳び方か想像が膨らむような名前が。
そして上ノさんも一緒に縄を跳ぶのかと思いきゃ、いつのまにかチェックする側に紛れこんでいました。日差しが強く、サングラスをしながらしっかりと見守ります。上ノさんがチェックする列だけ厳密なチェックがなされているようです。みんな跳べたかな〜?
そんなこんなで終わりのチャイムが鳴り、戻るときにもたくさんの子が声をかけてくれます。雲ひとつない晴天下、上ノさんも制作の息抜きに飛び出した中休み。
サングラスをかけている大人が子ども達の中に溶け混んでいる不思議な光景でした。
陶芸室に戻ると作品制作に精を出します。
上ノさんは次の週から、展示していた作品の搬出のためアメリカへ渡るということで、自分がいない間も何か見られるように、と過去の作品資料などを設置しました。た、たくさんあるぅーーー!!!子ども達だけでなくPTAの方々や教職員の方々にも見てもらえるといいですね!
さて、給食を食べ終えてお昼休み。前回の投稿でお披露目した"ヒゲ時計"、覚えていますでしょうか。
ななななんと、新たな文字盤を書いてきてくれた子がいました!!ハロウィンが近いから!とハロウィン調の仕上がり。(それにしてもどうしてホウキを前面に、、、?)
疑問に思いながら、早速上ノさんは自分の顔が入った文字盤と入れ替えてみると、、、こ、これは、、、上ノさんの似顔絵が入っていたときには"ヒゲ"だったものがホウキの先っぽになりました〜!!
あまりのハイクオリティさに上ノさんもおとどけアートメンバーも脱帽です。これを見た他の子ども達が触発されたらしく「次作ってくる!」と言ってくれました。期待しましょう!
放課後、帰る間際に立ち寄ってくれる子どもの数も日に日に増えてきたように思います。それにしてもみんな黒板が好きみたいですね。笑そしてここでも「ハロウィン」。顔を出してくれた教職員の方に、ハロウィンってなにかあるんですか?と尋ねてみても特に行事はないはずなんですが〜とのこと。
子ども達の興味を鷲掴みにするハロウィン、恐るべし。
上ノさんが素材として制作に使っている竹ひご、子ども達は手に持って折ってみたりぶらぶらさせてみたり。実際に触ってみると折れやすく脆い素材なのですが、あえてそれを使って編んでいく上ノさんの技術が子ども達にも言葉を介さず素材を通して伝わっているような様子もちらほらと。
折れやすくて素材として使えないものは捨ててしまうと聞いた子が頂戴頂戴!と持ち帰ったりしていました。一見するとただの白い竹ひごなのですが、もしかしたら子どもにとっては何らかのストーリーを帯びた何かなのかもしれませんね。
最終的には、一体どんな形になるんでしょう??今後に乞うご期待!