チャイムが鳴って、しばらくして廊下のシアタースペースを見ると・・・
早速、1年生の子たちがやって来て動画を見ています。
話しかけると、「友だち連れてくるよ~」といって駆け出してゆきました。
廊下は、走るなよ。
しばらくすると、またやってきます。
アトリエの事務所スペースにやって来て「何してるの~」と上ノさんのまわりに集まります。
この子たちのかわいいのは、必ずアトリエに入って来る前に名前と学年を言うことです、全員。
この職員室ルール、なんかいいですね。
今までこんな感じの仕事したよ、と上ノさんがipadで写真を見せてくれます。
ちなみに手前にある三つのコップは上ノさんの作品。これで休憩時にコーヒーを飲んでいるんですね。
手作りのカップは土から上ノさんがとってきて作ったもの、これを使うと作り手の暖かさが伝わってくるので、
普通のコーヒーもいつもより旨味が違うような気が・・・・・
コーヒーの話はいいとして本題に戻ります。
そんな感じで過ごしているうちに、子ども達は黒板に興味を示します。
「上ノさんここに描いていいの~?」「いいよー」ということで子ども達は絵を描くのに夢中。
やっぱり黒板ってのは子ども達とって憧れのようです。普段は書いたりできませんからね。
と、窓の外が賑やかなのに気づきます。
のぞいてみると、子ども達が何かやっています。
何植えてるの~?と聞いてみると、「ダイコーン」とのこと。
ほぅ、大根ですか。小学校では色々な物事が動いてるようですね。収穫の時期が楽しみですね。
窓越しに色々話していると、水を上げた子ども達がアトリエにやってきました。
昔授業の中で粘土で器を作った時に入ったことがあるようですが、
上ノさんのアトリエになってから入ったのは初めてとの事。
うおーー、と叫んでいました。
上ノさんの紹介動画も見て、のんびり帰ってゆきました。
上ノさんが小学校に滞在している間、子どもたちとはふとした瞬間に上ノさんに出会います。
そこで交わしたちょっとした世間話をきっかけに、いつの間にか友達になってしまいます。
大人もそんなものなのでしょうが、どうしても他人と関わり合うためには理由が必要な気がします。
お互い恥ずかしいからでしょうかね。
でも、この場所には「何やってるの?」という単純なきっかけが最初から用意されているので、
その魔法の言葉を口にすれば、誰でも僕たちと友達になることができるんですね。
ぜひ、この場所に遊びに来て下さい。
つづきます