11月30日(木)
最終日前日。
あっという間に2週間が経ってしまいました。
昨日まででこどもたちと動きで絵を描く活動は終え、今日は絵を見てどんな舞台にするかを考え作っていきます。
6枚の絵すべてを広げると体育館一面を使うためこどもたちが遊ぶ中休みや昼休み、体育の時間以外で作業することに。
それまでは写真を撮ったり、一緒に遊んだり子どもたちと過ごすことにしました。
中休み。
体育館にはドッチボールやバスケ、鬼ごっこをするこどもたちが走り周っていました。
その中に飛び込み、ボールを避けながら鬼から全直で逃げまわる東海林さん。
中休みが終わり3時間目。
おとどけアート事業の担当である札幌市の職員の方が様子を見にきてくれました。
実際に描いている様子は見せられませんでしたが、完成している絵の実物を見て、その大きさや線の躍動感に「やってみたくなりますね」と。嬉しい感想をいただきました。
せっかくなので、、、と絵の中に入ってもらうと線をなぞったりくるりと回ったり、まるで踊っているみたいですね。
その後舞台を作る作業に取り掛かります。
6枚全てを広げるとそのスケールの大きさに思わず「おおおお…でかいね」と顔を見合わせてニヤリとしてしまいます。
(全体のスケールは最終日のブログで!)
当初上から吊り下げて舞台の背景にする案でした床に並べてみて考えが一変。
「これは全部床に敷いてその上で踊るのがいいね、それでこどもたちには周りをぐるっと囲んでもらってみてもらう感じかな。どこかを正面にするとかしないで即興でこの絵の上を動き回るような」
そのアイデア、大賛成です!
そうと決まれば、担当の先生に相談です。
明日の朝会のスケジュール、どんな風に子どもたちは整列していて、そこからどう動いてもらうか。
お披露目の時間は朝会の中の10分ほど、できるだけ準備の時間は短くさせたいところです。
「それなら1~3年生にはこっちに動いてもらって、4~6年生はこっちにすればスムーズにいくんじゃないかしらそれから、ぐるっと動いて…」
トントンと先生との打ち合わせが進んでいきます。
そして6枚の絵をパズルのように組み替え並べます。
並べては上から眺め「うーーん、あっちの端の絵とこの手前の絵を入れ替えてみて」と動かします。
位置を決め、テープ繋げているところで、給食の時間になってしまいました。
掃除の時間、こどもたちや学校の写真を撮りたいということで、カメラを手に歩き回ります。
「写真撮るの実は好きなんだよね」
と掃除する様子や遊んでいる様子、子どもたちの学校での日常を撮ります。
学校の外に出てグラウンドを眺めたり…
活動の拠点「しょーじのアトリエ」を窓越しに撮ったり。
明日が最終日ということもあってか少し名残惜しい気持ちになりますね。
2週間という長いようで短い期間。
こどもたちの目に東海林さんというダンサーはどんな風に映り、どんなことを思ったのでしょうか。
はじめは「頭がつるっとしている人」が来たと思った子もいたかもしれません。
そして毎日朝登校してくると階段下のふれあいコーナー(活動中はしょーじのアトリエ)に居て、ヨガをしていたり、何かをしている。
自分たちの勉強とは関係ないことをしていて、中休みや昼休みに体育館の一角にブルーシートと大きな紙を広げている。
給食を一緒に食べたり、廊下で立ち話をしたり、九九のテストをしたりする。
よくわからないけど手足に絵の具をつけて一緒に紙の上で踊ったり、一緒に鬼ごっこをする。
勉強を教えてくれる先生ではない、じゃあ東海林さんって何者なんだろう。
ダンサーってなんだろう。
どんなことを思っているでしょうか。
5時間目も絵を繋げていると、授業が早く終わりバスが来るまで時間があるこどもたちが体育館にやってきました。
ボール遊びをしに来たこどもたち、広げている絵をみて少し眺めていきます。
舞台の準備を終え、明日の段取りを決めて今日は早めに終了。明日の朝に備えます。
明日で有明小学校での活動はおしまいです。
朝会でのお披露目では馬頭琴奏者の嵯峨さんによる生演奏で東海林さんが踊ります。
お楽しみに!!!