2017年12月1日。
教室の窓から三角山がきれいに見える札幌市立山の手小学校で
2017年度3校目となるおとどけアートが始まりました。
山の手小学校に滞在するのは、美術家の川上りえさん。
札幌のおとなり石狩市にアトリエを構え、金属を使った立体造形作品を作っています。
今回、山の手小学校では、図工室に製作アトリエを造作し、
溶接作業などをして作品を製作していきます。
今日は、活動の初日ということで、
転入生という形でテレビ朝会で紹介されました。
そして迎えた中休み。図工室では早速たくさんの子供たちがやってきました。
子どもたちとの一番最初のコンタクト。
普段りえさんが自分のアトリエで行っている活動を紹介しました。
小学校の活動に向けて準備してきた素材を実際に触ったり、
溶接をしているときに出る光や火花を画面越しに見て、わあ!すごい!と声を上げる子どもたち。
ここ図工室でもこれからこういったことをしますと伝えると更に大きな声があがりました。
そこで早速この場所の名前を子どもたちに考えてもらうことに。
"アトリエ"とりえさんの名前をもじった「@りえ」や、電気を使った溶接ということで
「ビリビリりえ」、シンプルに「鉄工場」、「山の手工場」といった様々なアイデアが発表されました。
図工室にいた先生方も含めた全員で、多数決をとり、一番大きな拍手が起こった名前にしました。
その結果、、、
「山の手すぐできる工場 (リエワールド 通称RW)」に決定!!
中休みが終わって、子どもたちがそれぞれの教室に帰っていくのを見送ると、
図工室で溶接をするための準備をはじめます。
溶接するときに出る光は直接目にすると危険なので、
木のパネルで壁を作っていきます。
パネルにはたくさんの節目がついています。
それにも仕掛けがあるそうです。仕掛けは来週に発表!お楽しみに!
そして、作業の合間の休憩中。
ふと図工室のドアがノックされました。
そこにはノートと鉛筆を持った子どもたちと先生。
どうやら授業の一環で、金属について触れにきたようです。
一気に賑やかになる図工室。
準備のために切り出した鉄のかけらがいろんな形に見えたり、
触ったりした感想を書いたり、気になったことをりえさんに聞いてみたりしていたようです。
ほかにも、ちょうどPTAの集会があって来校されていた保護者の方達が見学にきたりと
初日からたくさんの人が図工室を訪れます。
待ちに待った(?)給食時間。
転入生は教室で給食を食べます。
りえさん、久々の給食はいかがでしたか?
給食後のお昼休みは、中休みに決めた活動場所の看板づくり。
持ってきていた金属のかけらを利用します。
なかなかかわいいフォントだとりえさんもお気に入りでした。
、、、と今日の活動はここまで!初日から大ボリュームでしたが、土日をはさんで来週は壁を立てて、溶接作業をスタートします。いったいどんな作品になるのでしょうか?
次回、乞うご期待!