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打ち合わせをしながら洪水のようにおしよせる小学生を前にとくいの銀行の通常運営の形態をあきらめる。
ひとつひとつ打ち合わせをしていたらそれだけでタイムオーバーになりそうだ。
深澤孝史「とくいの銀行西岡支店営業日誌 3日目・12月8日」より
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活動3日目にして諦めたこと、
それは、銀行の通常運営。
そりゃ、一度にこれだけの子どもたちが来て、
ひとりひとりの話を30秒ずつ聞いているだけでも休み時間が終わります。
しかしながら、
「物事がうまくいかない時」にこそ、現状が変わるor(前向きに捉えれば)変える瞬間。
上手くいかない理由やその状況を把握したうえで、その環境に合わせて新しい形を作る。
これこそ、創造性が発揮される最たる行為ですよ。
ひとつのアートの形です。
ということで深澤頭取、さっそく変革を行います。
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・・・そんな根本的な運営危機を打開するために「はっそう」をあずけてくれた、
3年生のせいくん(仮名)に現場監督に就任してもらうことにする。
「迷路」のとくいをあずけてくれた3年生のゆかりさん(仮名)に迷路を設計してもらい、
それを基本にして会場をつくり直す計画を立てる。
「水泳」、「デュエマ」、「モデルのランウェイ」、「バスケ」などのブースを
迷路内につくって各自で運営してもらうことにする。
深澤孝史「とくいの銀行西岡支店営業日誌 3日目・12月8日」より
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これまでのように、一つ一つのイベントごとに場所と人を集めるのではなく、
引き出された「とくい」が活動室の中でブースを持ち溢れてゆく感じです。
さながら、一室内文化祭のようです。
そして、着々と銀行の環境は出来上がって来ています。
銀行ATMもあっという間に完成、設置もしてくれました。
つづく