10月20日は授業も行いました。
五年生と一緒に、音楽室で活動が始まりました。
既に何度か一緒に授業をしている彼ら、
「今日はどんな事やるんだろう?」といった感じで、山崎さんの話を聞いています。
そして、最初に行ったのがこちら。
「一分経ったら、手を上げてね」

まだ、20秒しかたっていないのに手を上げる子もいます。

今度は
「一分かけて、ゆっくり立ち上がる」

早く立ち上がった子も、ぴったり立ち上がる子も様々。
現実の一分はみんなにとって同じものですが、
全員が1分の時に手を上げるわけではありません。
それって、人によって時間の感覚は違う、ということ。
ということは、
そもそも1人1人は違う感覚の世界で生きているわけで、
それぞれの考え方や思考が異なるのは当然ですよね。
今度はみんなでグランドピアノのまわりに集合。
全員がひとつ鍵盤に触れて、せーので音を出します。
(1、2、3 声には出さずに)、はい!
って、やるんですけど一度にうまくはできません。
最後にやったのはこちら。
全員が一つの楽器を持って、並び1人ずつ楽器を鳴らしてゆきます。
面白いのが、
ただ単純に音を鳴らすのではなく、
一度、外の音(窓を開けて)に耳を澄まし、
そこから聞こえた音を自分の持っている楽器で表現してみる、
という試み。
耳が拾った音を、そのまま途切れさせないで
自分の持っている楽器で鳴らしてみる。
初めての経験ですよね。
誰が、どんな音を拾ってきたのか。
拾ってきた音によっては、楽器の使い方も変わってきます。
それから、小さな音を出したり、大きな音を出したり、
前の人の音が聞こえるように、音を出したり。
楽器があると演奏、って流れになりがちですが、
今回の授業では、
ひとりひとりが音をどんな風にとらえているのか、
それを聞いて、同その音に自分の表現(音)を重ねてゆくのか。
楽器を通じて、ひとりひとりと向き合っているようでした。
それは、最初の時間にも行った
各自の感覚を時間や楽器を通じて、一度共有してみるということ。
それは、空気を読んで誰かに合わせる、ということではなく
自分自身や他者のありのままがどうなのか。
それを一度自覚する、
ということがまず大事なんじゃないかと、
考えさせる授業でした。
つづく