10月7日、今日のメニューはこちら!
「音楽室でえんそうしよう!」
ということで早速、音楽室へ行って見ましょう。
この日は、特別支援教室の「おおぞら」学級の子ども達と
授業をやってみました。
まずは、楽器に触れてみよう。
ってことで、音楽室にある色々な楽器に触ってみます。
ピアノも、色々触ってみるし、
いつもとちょっと違った触り方もしてみます。
すると、いつもとは違う音、感触に気付きます。
見つけた和太鼓もどんどん叩いてみる。
ほんと、45分間ひたすらに楽器を打ち鳴らすだけ。
でも、ただ打ち鳴らしているんだけれど、
音は通じるし、その場にいるみんなは聞こえている。
すると、会話ではないんだけれど、
鳴らす人の気持ちや意図(もしくは意志)が、なんとなく伝わってくる、
ような気がします。
伝える、伝わる、の間に生まれるのがコミュニケーションなんでしょうか。
んー、
そんなこと考えていると、授業が終わり、中休みに。
子どもたちがわさわさとやってきます。
こちらはピンポン玉でなるスネアドラムの音を聞く。
これは、グランドピアノの中にピンポン球を入れてるところ。
鳴らすと、ポーンと球がはじけてたり、動いたり、
音が変化するのと同時に、振動が視覚化されてゆきます。
そして、各自が持ち寄った楽器を一斉に鳴らしてみます。
山崎さんの合図に合わせて(実際には合わないんだが)、
音の強弱や広がりが変化します。
楽器が上手下手、というのは技術に関しての部分ですが、
コミュニケーションの手段としての楽器を使うと、
子どもたちの様子がはっきり見てとれます。
ひたすらに楽器を打ち鳴らす子は、
会話でも同じような状況になるし、
山崎さんの動きを見て音を変化される子は、
楽器でなくともそんな人との付き合い方をしてるように見えます。
もちろん、手にした道具によって、
人の振る舞いが変化するということも多々あるんですけどね。
一見、カオスのような状況の中にも
振り返ってみると、色々と考えさせられるような「事実」が
そこに在るんですよね。
うーん、面白い。
つづく