9月2日、はじまります。
今日からこんな機材が登場します。
サンプラー
これで何ができるのかというと、マイクで拾った音を様々な音の高さで出力できます。
つまり拾ってきた足音とかで「ドレミファソラシド」を演奏したりできます。
「やってみればわかる」ということで、先生や子どもが授業をしているあいだに、スタッフだけでサンプラーを使って遊んでみます。
みんなで「あー」という声
カーテンをしめる音
ドアを開ける音 「ギィィギアアァァ」
音を文章で表すって難しいですね
ドアの音っていっても、どこを切り出すかで全然違ういろんな音があるってことを、永田さんは実際にサンプラーを使ってやってくれます。
日常の音はノイズがすごく多いのに比べて、楽器はノイズをとことん削ったシンプルな音です。
でもドアの音でだって、サンプラーを使って、リズムとメロディができていきます。
教務主任の先生は永田さんの話をいつも「へえー」と興味津々に聞いてくれるのですが、その「へえー」を拾ってみたりもしました。
この日の天気は雨でした。
「雨の音ってなんだ?」永田さんからスタッフへ問いかけ
外を眺めて聞いてみると、雨そのものが音を出しているわけではないようです。「雨の音」は水とアスファルトとか、水と葉っぱがぶつかっている音でした。
中休み、音楽室。
やってきた子どもたちとサンプラーで遊びます。
まずみんなで「パン」と手を叩く音を拾ってみます。
僕と同様に、子どもたちもサンプラーを体験するのは初めてだったみたいです。
よし、音楽室にある色んな音を見つけてきてくれ!
けっこうな子どもたちが楽器を持ってきます。
よし、楽器は今回はなしにして他の音を見つけてきてくれ!
ダンボールを手で叩いたり、黒板消しを2つ持ってバンバンしたり。
自分が拾ってきた音が、リズムとメロディを持ったときにどんな音楽になっていくのか
耳をふさぎたくなるような音もあれば、すごく綺麗に聴こえる音もありました。
子どもたちが帰っていってスタッフで楽器の練習です。
4年生の社会科の授業に参加。
給食。
昼休み、音楽室。
突如、永田さんの音の授業がはじまります。
「よし、手をたたいてみろ、これってなんの音だ」
「手拍子!」
「手拍子ってなんの音だ」
うーん
「よし、足をみんなでバンってしよう」 バン!
「これってなんの音だ」
「足音!」
「足音ってなんの音だ」
「みんな靴を脱いで床を叩いてみろ」
「これって何の音だ」
「足だけで音がなってるのか?手だけで音がなっているのか?」
「片手だけで音ならせる人!」
「指パッチン!」
そのてがあったか。
「じゃあ指パッチンの音はどういうふうに鳴ってるんだ」
そんなやりとりの中で、永田さんが言わんとしていることを少しづつわかっていく子もいるようです。
よし、音楽室の中から色んな音を探してきてくれ!
ガチャガチャと色んな音が鳴っていて、これはカオス。
そんな感じで昼休み終了です。
音は何かと何かの関係性で起こる。
永田さんが今日ずっと言おうとしてきたことです。
今後どんな展開になっていくのでしょう。
つづく