おとどけアート 加賀城匡貴×北陽小 「北陽ミ術館」
9月22日の活動の様子をご紹介いたします。
さて、この日
さあ、お互いにどんな物を見つけてきたのかな?
発表の前に、もう一度確認。
ミタテには大まかに、①顔 ②動物 ③自然 ④その他(謎?)があります。
ちなみに、黒板右はイタリアが靴にみえるぞ、って。
で、発表スタート。
各グループごとに、取ってきた写真を見せて
これが何にみえたのかを説明します。
見える、見えない、
おどろきや、?、といった色々な反応があります。
ミタテ、をすると大体が「顔」に偏るけれど、
中には自然に見立てた者や、皆が「おおっ!」と唸るものもあります。
こういった発表や、子どもたちの創造活動を見ていて思うのは、
世間でよく言われる、
「子どもだから、発想が豊かだよね~」というのは違うということです。
「発想が豊かな人が、子どもだった」だけのことではないかと。
大抵の場合、「独自の感性」や「独特な個性」は、
様々な経験や知識、時には教育や常識を得て、
社会に慣れ親しんでゆくうえで、一般化されてゆきます。
そりゃ、みんなで仲良く平和で無事に生活するなら、
異端児の集まりだと成り立ちませんからね。
でも、本来人が持つ個性というものは
どんな事があっても、失われることはありません。
「ふと」したきっかけで、ひとつの表現で、
それが顔を出すことがあるんです。
本当の自分の顔。
ミタテをしているうちに、
「みえない」が「みえる」
「きづかなかった」が「きづく」
に、変ってゆきます。
感じ方が変わると、自分の世界が変わってゆく。
世の中自体は変わらなくても、
自分が変われば世界は変わる。
そうだとしたら、ワクワクですよね。
発表の最後には、
子どもたちが見つけてくれた作品を上手に使いながら、
ひとつのストーリーを見せてくれました。
写真は、2回目。
大盛況からの、アンコールでした。
で、休み時間。
壁いっぱいの、見立てに挑む子どもたち。
アイディアを出す、
創造性に向かう、
それは、自分の可能性に向き会う瞬間。
自分が一番活きる瞬間。
生きている、瞬間。
つづく