9月16日の北陽小おとどけアートの様子をお送りします。
朝
「今日もミタテやるよー」
みんな、アーティストが学校にいるという状況に、徐々に慣れ始めているみたいです。
中休み&昼休み。
加賀城さん率いるミタテをするグループと、タイトルとストーリーを考えるグループに分かれて活動します。
今日は体育館と3階でミタテ。
こんな高い天井にも。ある程度の数をこなしていくと、なかなか簡単には見つけづらいようなミタテになっていくんですねー。
こんなところにも。
一方、タイトル&ストーリー付けはコスモスルームをお借りして行いました。
おもしろいストーリーが集まってきています!
もう少したまったら、優秀ストーリー紹介しますね。お楽しみに!
さて、少し大きな目で今回の活動を眺めてみたいと思います。
実は、加賀城さん今回のおとどけアートが初めてではありません。
1回目は2006年、清田小学校。
2回目は2013年、三里塚小学校。
そして今回の北陽小学校。
清田小では、「廊下を走らない」という学校のルールを取り上げて、「廊下を歩きたくなる」をテーマにCMなどの映像を制作しました。
加賀城さんが振り返るに、子どもと一緒に制作するというよりも、アーティストが制作している状況を見せるというスタイルで行ったとのこと。子どもたちは映像作品の素材として関わりました。
三里塚小では、北陽小の取り組みのベースとなる活動が展開されました。「ミ里塚小学校」と題して、学校のあらゆるところにミタテを行いました。子どもたちが、自ら行うミタテで、小学校をひとつのミ術館にしていくという試みはここから始まりました。
そして今回。
1週間に1回、およそ半年間という長期スパンの特徴を活かして、加賀城さんの取り組みも新たな局面にあるんです。
まず第一に、ミタテの完成度のこと。1個1個のミタテをより面白かったり、より「おお」とか「ああ」と唸るようなモノにしていくことです。それは子どもたちと一緒に活動しつつも、同時に加賀城さん自身の創作のアイデアや思考をどんどん表に出していくことに繋がっていきます。
第二に、学校のまわりの地域のこと。ミタテって別に学校の中だけじゃなくて、どこでもできるものです。北陽小の校区の建物やお店なんかでミタテを行ったり、そこで北陽ミ術館を知った人が学校を訪れたりということを画策しています。ミタテをキーワードに、北陽ミ術館をハブに、出来ていく空間あるいは人たちのつながりってどんなものでしょうか。
そんなことを考えながら、話し合いながら、加賀城×北陽小おとどけアートは進んでいっています。
今後の展開にご期待を。