札幌の外は暴風雪。
みなさん、運転気をつけましょう。
さて、アーティスト・イン・北陽小学校の活動報告です。
今日は、給食時間の交流をご覧いただきましょう。
この、刺激的な状況。
これ、人生で滅多にない光景ですからね。
何より、食事の時間に交流というのが効いているような気がします。
授業中であれば、頭で情報を理解しようとしているんですが、
給食時間は胃で理解しようとしている感じ。
本能に近い部分が働いているから、一緒にご飯を食べると親近感がわくのかな。
シャイで全然話をしない子もいるんですが、
この時間に子ども達を見ていると、そのグループグループにおける
子ども達の役割や、関係性が良く見えてきます。
男子と女子でギャーギャー言い合っているけれど、
よくよく見ていると、無視しないでお互いに楽しそうにしていたり。
こそこそっ、と話をして楽しんでいたり。
ほんと、いろんな「子」を見て思うのが、
これから、みんなは学力や知識はつくんだろうけれど、
話し方や、人との接し方、性格なんてのは、
案外、この頃の土台のまま人生がずっと続いてゆくんじゃないかなと。
この日(活動4日目)は、主役の天心さんが旭川にお坊さんの方の仕事で、
一時帰宅。
現場を回しているのは我々スタッフのみ。
ことづてを受けて、放課後に外で雪像を作ることに。
天心さんはいなくとも、我々の遊びに付き合ってくれる、子ども達。
いつも、どんな事考えながら一緒にやっているんですかね?
とにかくデカイ塔を作ろうぜ!
目標を高く設定。
全力で遊べない人間は、仕事も勉強も全力にはなれません。
夕方にキャンドルを点滅すると、こんな雰囲気になります。
みんな、楽しそう。
子どもは、勉強をして、遊んで、ご飯食べて、寝て、そんな毎日。
遊んでいる時の彼らは、楽しそうに見えます。
でも、何が楽しいのか?
そもそも楽しいってなんなのか?
おもしろい、とか
たのしい、とか
すてき、とか
きれい、とか
うつくしい、とか
それは一体どこからやってくるのか?
すなおに感情を表現する、子ども達を目にしていると
感情という当たり前のものが、
どこから、なぜ、湧き出ているのか、
ふと、疑問に思うことがあります。
そして、その気持ちって、
子どもだから、という理由で生まれているわけではないんですよね。
現場に立っている我々も、同じように嬉しかったり楽しかったり、
同じ感情を共有しているわけですから。
芸術家が小学校にやってきて、
ちょっと変わった遊びを繰り広げる中で、色々な人々が関わり合う。
今まで話した事のなかった同士が、であったり
時に子どもだけでなく大人までもがそのつながりの中に入り込んだり。
そういった、集いの場を生み出そうとしてこの活動を行っているのですが、
いつも、子ども達を見ていると
ふと、根源的な感情に対しての疑問が湧き上がってくるのです。
この疑問、いつか解ける日が来るのか?
つづく