2014年ですね。
みなさん、いかがお過ごしですか?
明けましておめでとうございます。
熱く情熱的に過ぎていった、2013年。
皆さん、やり残したこともあったと思います。
でも、もう新しい年。
気分一転、また頑張りましょうね。
ということで、軽く前ふりをしましたが、
昨年行われていた、北陽小学校×佐藤隆之のおとどけアート、ブログがまた完結しておりません。
活動は、最高の終わり方だったんですよ。
これを、まずブログ上で紹介して、勢いよく新年のスタートにつなげたいと思います。
時はさかのぼり、2013年12月12日(木)へ。
佐藤さんが、何やら子ども達とやっていますよ。
手にしているのは、ペットボトル空気砲。
小学校に来た子ども達は、教室に入っていい時間まで玄関でこんな風に待っているんですね。
「時間まで、玄関で待機する」、というルールがあります。
子ども達はちゃんとその「掟(おきて)」を守っているんですが、
それをいいことに、安全圏内から佐藤さんが、空気砲で子ども達を狙い撃ち。
全然痛くもかゆくもないんですが、顔に当たると「オッ!」と目をつぶるぐらいの威力があります。
この空気砲は、佐藤さんの知り合いの科学教師からもらってきたもの。
子ども達に見せて、遊ぶことで自分の楽しい事を、いろんな人に伝える。
楽しさを、みんなに。
と、
いうことではなく、佐藤さん曰く、
この空気砲を持ってきた理由は、子ども達に打ち込むためではなくて、
この「もみじ」に撃ってみたらどうなるんだろう?
という好奇心から。
早速、まき散らしたもみじに空気砲を打ってみます。
ドーン!!
あれっ?
もみじ重くて、空気砲ぜんぜん効果なし!!
まあ、そんなこともありますよ。
結果どうなるのか?
それが分からないからやる。
すべての発見や進歩は、この単純な論理から生まれています。
結果が分からないからやらない、上手くいかないからやらない、
ってのは「何もやらない・やりたくない怠惰な気持ち」を納得させるための言い訳です。
教室で朝のチョキチョキタイム。
写真上を見てください。
子ども達が、佐藤さんの切り絵以上に空気砲に興味を持ってしまいました。
危機感を感じます。
挽回を図ります。
持ち前の、爆笑トークと切り絵で子ども達を引きつけます。
見よ、この高精度ザリガニを!!
こんな風に、子ども達の朝の時間に教室を訪れて早4ヶ月が過ぎてゆきました。
想像してみてください。
小学校の頃に、朝学校に行ったら、自分の席に大きな和服の人が座っている。
何してるのかな?と見ていると、陽気な話をしながら
手元であっという間に、カブトムシやトンボやザリガニが出来上がってしまう。
それって、興奮しませんか?
おおっ、すごい!!って、思いませんか?
20年、30年、40年生きてきた、今の感覚ではなく、
7才~12才の頃の自分が、もしそんな場面に遭遇したら?
友だちとその話をしたり、
帰ってからお母さんに話をしたり、
誰かにこの「驚き」を伝えたいという気持ちを抱くんじゃないでしょうか?
その「驚き」はどんなことだってかまわないんだと思います。
誰かと共有したくなるほどの気持ちを胸に抱き、それを経験するってことが
未来に向かって生きる子ども達の瞳の中に輝きをもたらす、ということなんだと思います。
これぞ、「おとどけアート」。
みなさん、思い出していただけましたか?
次回は、12日の活動その2をお送りいたします。