8月20日に始まった、
「おとどけアート」 資生館小学校×アサダワタル。
本当に時の過ぎ去るのは早いもので、
あれから約1ヶ月半が経ち今日が最終日です。
机の上に並んだ、思い出の曲にまつわる資料。
アンケートの内容が、かわいいポップに書かれています。
その曲が世の中に流れていた時、一体どんなことが起きていたのか。
曲と共にその時代の事柄も一緒に展示されます。
発表会のためにドラムを用意しました。
みんな忘れているようだけれど、アサダさんドラマーですからね。
全て準備をして、あとは「うたときおくの発表会」を待つのみ。
入口にはウェルカムボードとして「うたときおく」の写真文字があります。
発表会、開演前。
子ども達がやってきます。
そして、開演。
教職員方々も多く見学に来てくれました。
まず初めに、アサダさんがドラムを披露。
これまでちゃんと叩いているところを見たことがない子は、
驚いた表情をしていましたよ。
これまで、ほとんど演奏していませんからね。
そして、みんなでこれまでの活動をまとめた映像を見ます。
先生にインタビューをしたところ。
ある人は
スティービーワンダーの「迷信」を聞き衝撃を受け、
ある人は車の中で聞く
かぐや姫の「妹」に将来の自分を想像し、
ある人は、
ピンクレディーのUFOを学校祭で踊りすぎ、
ある人は、初めてのレコードで
ABBAのGimme Gimme Gimmeを聞き、
ある人は、家で
スピードのsteadyをかけながら踊り、
それらの曲を、
あの頃の記憶を、
「歌と記憶のファクトリー」の中で
今の子ども達が
時にインタビューをし、
時にカラオケで歌い、
共有してきました。
アンケートに出てきた、曲のひとつひとつ。
そのどれもに、
暖かな過去が、
懐かしい日々が、
眠っていました。
そして、最後の別れのあいさつ。
今回のおとどけアートは「歌」をテーマに活動が行われました。
先生や親といった大人たちが「子どもの頃」聞いていた音楽の記憶。
この、活動をしていた「今」もいずれ「あの頃」のように、
振り返る過去になってゆきます。
そして、子どもたちにとって
もしかすると、大人たちの「思い出」が、
また別の「思い出として」、
歌を通じて引き継がれてゆくのかもしれません。
歌を通じ、世代や時間を越えて、
人と人が向き合っていた、この1ヶ月半。
アサダさんとの日々は、子どもたちにどう伝わったのでしょうか。
おとどけアート
アサダワタル×資生館小学校
歌と記憶のファクトリー
完結
<事業クレジット>
主催:おとどけアート実行委員会
支援:札幌市
後援:札幌市教育委員会
企画・コーディネート:一般社団法人 AISプランニング