おとどけアートin資生館小学校×アサダワタル 7日目の様子をご覧ください。
今日は朝からアトリエである「歌と記憶のファクトリー」を少しいじります。
黒板には「うたときおくのファクトリー」と書かれております。
さぁ、これから何が始まるんでしょう!
さあ、子どもたちがやってきましたよ。
「えっ、何やるの~?」
子どもたちは変化に対してすぐに反応を見せてくれます。
今日行う活動について説明しているアサダさん。
普段、この部屋に来ると開放的な気分になって騒ぎまくる子もいるんですが、
しっかり「聞いてもらう」体制を作ってしまえば、子どもたちも素直にその場に適応します。
いかに、その場における「空気」を作ってしまうか、がポイントかもしれません。
今日の活動の内容は以下の通り。
「うたときおくのファクトリー」の一つ一つの言葉から発想される言葉をみんなにあげてもらいます。
例えば、「う」であれば→うし、うどん、うま、うもうぶとん・・・などなど。
さあ、子どもたちからどんな言葉が出てくるのか楽しみです。
アサダさんが指揮を取って、子ども達に色々な意見を出してもらいます。
言葉出しをする子もいれば、黒板に書き取る子もいます。
こんなふうに、ひとりひとりが役割をもって活動が進んでゆきます。
賑やかに輪になって活動している子もいれば、
部屋の前までくるけれど、なかなか入ってこない子達もいます。
何やってるの~とカメラを向けたら・・・
「キャー!!」
全力で走って逃げてゆきます。
そのくせ、またしばらくするとこっちにやってきます。
またカメラを向けると・・・
「キャー!」
彼らは彼らなりに、遊んでいるんですね。
こんな風に、ひとりひとりが自分の好きな距離でこの活動に付き合っているようです。
恥ずかしくて、なかなか参加できない子もいれば、最初から最後まで毎回来る子もいます。
小学校という現場で、子どもたちと同じ「転校生」という立場にいると、
それぞれの子どもたちが、自分の「居場所」を求めて
あっちへ、こっちへ、揺れ動いているのがよくわかります。
色々な子供たちがいるからこそ、
色々な場、多様性を受容できる「遊びの場」というものが必要なんだと、
そう強く感じるのです。
さて、こんな感じで今日一日は満員御礼。
子どもたちには毎回行う活動が最終的にどうなるかなんてしりません。
でも、その度その度「楽しい」「おもしろい」を探しにやってきます。
本来、「遊び」には計画性ではなく、その場その場の変化がつきものです。
そして、子どもたちはその「遊び」によって対応力、適応力が養われているのです。
黒板にぎっしりと書かれた言葉。
これらすべて録音されており、最終日に向けてアサダさんに「再編集」されます。
このひとつひとつがどうなるかは、まだ秘密。
どうなるのか楽しみですね!
つづく