給食交流の様子をご覧いただきましょう。
チャイムが鳴ると、廊下に子どもたちがあふれ出てきます。
本当に、「溢れ出てくる」という表現のように、子ども達で賑やかになります。
そして、給食時間です。
子ども達に囲まれる佐藤さん。
考えたら、普段こんなたくさんの人たちと一緒にご飯を食べるなんて、あんまりない事ですよね。
しかも、大人になってからこんなにたくさんの子どもたちと一緒にご飯を食べられる経験ってのも、
中々ない経験ですね。
ワイワイ、ガヤガヤ、子どもたちと盛り上がりまくりの給食時間。
みんなの注目の的。 スターですよ。
佐藤さんの話に夢中になる子どもたち。
でも、実は大人だって子どもたちの話に夢中になるんです。
大人とは違った目線や、言葉が素直な形で出てきます。
中には「ハッ」とするような意見、「ドキッ」とするような言葉が飛び交います。
社交辞令、なんて言葉をまだ知らないからこそ、出てくる生の言葉。
それは、大人たちにとっても刺激的で、時には必要な声なんですよね。
なんて、カッコいい事を書きましたが、この時は「怖い」話で盛り上がっておりました。
あしからず。
そして、昼休み。
この日は1年生から6年生まで幅広い子どもたちがやってきました。
みんな初めは照れていたり、恥ずかしがっていたのに、一度話しをしたらすぐに友達です。
こうやって、少しずつやり方を覚えて、自分で遊べるようになったら、
今度は彼ら、彼女らが「第二の佐藤さん」として、他の子たちに遊び方を教えられるようになります。
まねて遊んで、伝えて遊んで。
本当の遊び、というのはいろいろな可能性を秘めております。
やり方、を覚えてしまえばあとは自分のやりたいように、好きなように、発展できるものです。
いずれ、この子どもたちの中にも「オリジナル」の切り絵を作りたくなる子が出てくるでしょう。
で、中休みも終わり。ひと時の休憩。
3年生から昆虫を描いたノートが届けられてきました。
どうやら、理科の授業で昆虫を勉強しているらしく、
描いた絵を是非佐藤さんに見てもらいたいとの事で、持ってきてくれました。
ノートも見終えて、子どもたちの作品の手入れを行います。
面と向き合って、子ども達と触れ合い。
作品を通じて、子ども達と触れあいます。
これも一つの、「会話」ですね。
少しずつ、成長してゆく子どもたち。
その成長を見せてもらえる、大人もまた一緒に成長できるのかもしれません。
大変ながらも満足そうな顔の佐藤さん。
おとどけアートで一番楽しんでいるのがアーティストなのかもしれません。
つづく
次回の活動は9月19日(木)です。