おとどけアート2010第4弾が、札幌市立旭小学校でスタートしました!
今回のアーティストは、札幌出身で、現在東京を拠点に活躍中の若手映画監督片岡翔(かたおかしょう)さん。
片岡さんは、「猫目映画」という映像プロダクションを設立し、短編映画を中心に、日々映像作品を製作している新進気鋭のアーティスト。
その独特の雰囲気を持つ作品は、国内外の映画祭で高く評価されています。
そんな片岡さんに「ぜひ学校を舞台に、子どもたちと映画を作りたい!」と言っていただいたところから、今回のプロジェクトはスタートした訳です。
ということで今日は、片岡さんが転校生として旭小学校を訪れる初日。
お仕事の都合で、給食の時間に登校してきた片岡さん。
早速給食をいただきます。給食は、13年ぶりとのこと。
久々の給食に心躍ります。心躍りすぎて、椅子に乗っかり撮影。踊りだすのかと思いました・・・。
と、あまりのんびりはしていられません。
給食の時間に、テレビ放送でご挨拶をしなくては!!
急いで、放送室へ。
「小学校の放送室に初めて入ったなぁ〜。」
見るものすべてが新鮮。
で、ご挨拶。
校長先生から、しっかりと概要を説明してもらい、片岡さんがご挨拶。
「転校生の片岡翔です!みんなで良い映画を作りましょう!」
ご挨拶も終わり、昼休みへ突入。
片岡さんが今回お借りした部屋には、あらかじめ先生たちが「映画づくりの部屋」と書いた看板をつけてくれていました!ありがとうございます!!
そのお部屋に、お昼の放送を見て興味を持った子どもたちが、続々と集結。
「どんな映画を作るの?」
監督の周りに群がって、質問攻めです。
とはいえそこは、これまでも子役を用いた作品を数々手がける片岡監督。
淡々と答えながら子どもたちと楽しく交流。
慣れてますね〜。
集まってきた子どもの中には、
「今日、僕オーディション受けるよ!」
と言う子が。
そうなんです。
初日の今日は、放課後に役者オーディションが開かれることになっているのです。
いったいどんな子どもたちが集まってくるのか、期待大!
そんなこんなで、放課後。
オーディション会場となる多目的室に、子どもたちが集まってきました。
今回、片岡さんが撮る映画のタイトルは、『雪だるまとチョコレート』という、北海道ならではの物語。
主人公はユウキといういじめられっこ。
ヒロインはリリ。
いじめっ子のアキラ。
子分のシンタ。
以上4名の役柄が用意されています。
応募してくれた子どもたちに、それぞれの役柄の台詞の入った台本を渡し、片岡さんから説明をうけます。
子どもたちはみな緊張気味。大丈夫かな?
予想以上に応募があったため、一人一人の役はかなりの倍率。
片岡さんは、子どもたちと、もし選ばれなくても、最後まで映画づくりに参加してくれるよう約束。
そして、いよいよオーディションの開始です。
別室に、ひとりづつ入ってもらい、まずはトークから。
「どうして応募しようと思ったの?」「特技は何かある?」
などなど。
特に、応募の動機に関しては、
「人前で目立つことをすることが好き!」という子から、
「お母さんに勧められたので・・・」とう子まで様々。
自分たちの考えや思いをみんなしっかりとお話してくれます。
トークの後は、演技・表情のチェック。
あらかじめ配布した台本をもとに、台詞を言ってもらいます。
スタッフの小林君を相手に、どもまで監督にアピールできるか。
みな真剣そのものです。
次々と、応募者を審査する片岡さん。
オーディションは、約一時間ほどで終了。
さてさて、いったいこの中からだれが選ばれるのでしょうか?
その答えは、片岡さんのみぞ知る・・・ということですね。
発表は、明後日の9日水曜日に行う予定。
役者以外にも、エキストラや助監督、撮影助手、美術など、子どもたちが参加できる要素満載で、今回の活動をお送りしていきます。
いや〜それにしても、役者さんが気になりますね。
明日の活動もぜひお楽しみに!!