札幌市立福住小学校で開催中のおとどけアート11日目。
今日は、いよいよ短編SF映画「火星世界旅行」のお披露目会。
いままで、斉藤さんと子どもたちが日々繰り広げて来た撮影と制作の集大成を見ていただく日です。
さて、本日は最終日ということで、朝一番で教職員の皆様にご挨拶。
2週間ノビノビと自由に活動させていただけたのも先生たちが温かく見守ってくださったおかげです。
お世話になりました!
そして、お次ぎは、放送室から全校児童のみなさんにご挨拶。
「今日のお披露目ぜひ来てください!」
と、上映会の宣伝をする斉藤さん。
休み時間が待ち遠しい!!
ご挨拶を済ませ、早速上映会の準備に取りかかります。
今日は、報道関係者の方々も多数お見えになっています。
準備と言ってもプロエクターとスピーカーを用意するだけですが、音のボリュームをチェックしたり、投影する映像のサイズを調整したりしているうちに、なんだか緊張感が高まって来ました。
中休み。
たくさんの子どもたちが、上映会の会場(視聴覚室)にやってきました。
中休みは、1年生から3年生。
撮影に参加してくれた面々は、一番前の場所を陣取って、今か今かと待ち構えています。
手短にご挨拶を済ませ、早速上映会開始!
「火星世界旅行」とタイトルが出た瞬間から、
おおお〜〜〜!
と歓声が上がります。
次々と繰り広げられる火星での未知との遭遇。
「あ、○○チャンだ!」
「火星人だ!」
などなど、場面が変わることに自然と声が出てしまう!
自分がどこに映っているのかさがしている子や、純粋に映像のおもしろさに魅了されている子。様々なリアクションをする子どもたちに、達成感がこみ上げて来ます。

中休みのお披露目会を終え、お昼休みの準備。
そして最後の給食です。
今日は、授業や休み時間に特に積極的に関わってくれた4年4組のクラスでいただきました。
と、ここでサプライズ!
斉藤さんや私達スタッフに、クラス全員が書いたお手紙をプレゼントしていただきました。
「斉藤さんと一緒に映画づくりができて楽しかったです!」
「やさしく演技を教えてくれてうれしかったです!」
などなど、心のこもったメッセージが盛りだくさん。
感激のあまり言葉が出ません!本当にありがとう!
さて、サプライズの後は、昼休み。
第二回上映会です。
今度は、4年生から6年生までの児童の皆さんが集結。
あっという間に超満員!!
低学年の子どもたちとリアクションは少々異なり、技術的なところに興味を抱く子や、ストーリーそのものに突っ込みを入れる子等、年齢によって興味の対象が違うことに気付かされます。
また、序盤の学校周辺の景色が映るシーンや、最後に札幌ドームが宇宙船になって迎えに来るシーンは、見慣れた風景が切り取られている為か低学年にはない反響があり驚かされました。
作品は、約10分程で終了。
上映会の最後は、斉藤さんの一言で締めくくります。
「本当に楽しい2週間ありがとう!またどこかで会いましょう!」
放課後は、いつものようにマーズトラベルに子どもたちがやって来て、下校時間ギリギリまで斉藤さんとの別れを惜しみながらお絵描き大会。
みんな今回のことをいつまでも忘れないでね!!
こうして2週間におよんだ奇想天外なSF短編映画「火星世界旅行」の制作活動は幕を閉じました。
斉藤さん自身「予想以上の出来」と自画自賛する程の作品が出来上がり、斉藤ワールド全開でお送りした今回の活動は、火星旅行という未来をイメージすることからはじまり、それを疑似体験する楽しさ、そして映像の中で実現してします不思議さを体感する夢のようなプロセスを歩むことができました。
福住小学校の教職員、保護者、地域の皆様、私達の活動を受け入れご理解いただき本当にありがとうございました。
そして、活動に参加してくれた児童の皆さんありがとうございました!
そして、そして斉藤さん、お疲れさまでした!ステキな体験と交流をありがとうございました!
不思議な転校生が繰り広げる奇想天外な交流活動おとどけアートは、今後も様々な小学校で展開していきます。
引き続き、当ブログをお楽しみいただけると幸いです!
(コーディネーター漆)