十勝でのアーティストインスクールが終了し、舞台は札幌へ。
本日から、おとどけアート(札幌アーティスト・イン・スクール事業)の第二弾が、札幌市立福住小学校で開催となりました。
今回のアーティストは、札幌を拠点に国内外で活躍している映像作家の斉藤幹男(さいとうみきお)さん。
斉藤さんは、普段、主に手書きのイラストを用いたアニメーション制作等を行なっていますが、今回の活動では、今までやったことのないSF短編映画、特撮に挑戦したいとのこと。
いったいどのような活動になるのか乞うご期待!
活動初日。
少し緊張気味に登校した斉藤さん。
職員室でのご挨拶を済ませ、スタッフと共に早速活動の準備に取りかかります。
まずは、映像を見せようとお考えの様子・・・・
中休みになり、斉藤さんを一目見ようと、子どもたちが集まって来ました。
福住小学校は、全校児童768名とこのご時世ではマンモス校と良い手も過言ではありません。
そして実は先週、全校朝会で少しだけご挨拶をした経緯があり、みんな期待してくれていたのかな?
なので、あっという間に教室は子どもたちで満員!
子どもたちの熱気に、斉藤さんもたじたじです。
教室が満員になったところで、斉藤さんの自己紹介を兼ねた映像作品の上映開始!
斉藤さん特有の画風で描かれたイラストの数々が、縦横無尽に画面を駆け回る。
次から次ぎ経て変化する映像展開の子どもたちは、
「ぎゃ〜〜〜!」「うわ〜〜〜っ!」
もう大はしゃぎです。
これでつかみはオッケー!
上映の後は、今回の活動の説明。
作品のタイトルは『火星世界旅行』
「みんなで火星を舞台にしたSF映画を作りたいと思っています!」
と斉藤さん。
「やりたい!」
「絶対いく!」
と子どもたちにも好感触。
これで斉藤さんも一安心。
中休みを終え、興奮冷めやらぬ様子の斉藤さん。
昼休みに向けて準備を開始。
まずは教室に合成映像を作る為のブルーバックを設置。
教室が一瞬にして撮影スタジオに変身です。
そして、なにやら絵を書いていますが・・・。
なんですかこれ。
なになに?昼休みのお楽しみ?
キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムが鳴って斉藤さんお待ちかねの給食タイム!
今日は、6年1組さんと一緒です。
6年生は、最高学年ですからみんな落ち着いていて、大人ですね。
初めは緊張しているのかと思ったら、後から後から大きな転校生に質問、質問。
給食食べてるどころじゃないね〜こりゃ。
そして、昼休み。
いよいよ撮影を開始。今日は、デモンストレーションを兼ねて、最終的な作品とは関係なく、ロケットに乗った合成映像を撮ることに。
あ、その説明の為のイラストだったんですね〜。
子どもたちは、ブルーシートでかこったイスにまたがって、ロケットに乗っているイメージを頭で思い描きながら、なぜかニヤニヤ。
何も飾りのないブルーの空間の中にいるのに、おもわず笑顔になってしまう不思議な撮影会。
みんな頭の中で、宇宙にいることを想像しているのかな?
こんな感じで、初日の撮影会も無事終了。
教室に入りきれない程の子どもたちが集まり、大盛況でした。
後は編集あるのみ。ということで放課後は、編集作業・・・と行きたいところでしたが、休み時間だけでは消化不良だったと思われる子どもたちがスタジオへ。
下校時間まで数人の子どもたちと一緒に、ロケットや宇宙のイラストをたくさん描きました。
このイラストも、後々映像の中に出現させる予定。
初日から大賑わいの活動となりました。
明日から、撮影や舞台装置の本格的な製作に入ります。
日々変化していくスタジオと映像の数々にどうぞご期待ください!!
おまけ
子どもたちが帰った後、何やら怪しい物体を描く斉藤さんとスタッフ。
いったいこれは何?