途別小学校でのアーティスト・イン・スクール5日目。
今日から第2週目がスタート!
天気は快晴。後半戦に向けて気持ちも新たにいざ学校へ。
学校につくと、準備もそこそこに太鼓とラジカセを持って体育館へ行く祭太郎。
「さぁ、みなさんと過ごすのも残りあと5日。今日から本気でいかせていただきます。」体育館にいる子どもたちを前に、いきなり本気宣言!今まで本気じゃなかったの?キョトンとする子どもたち。今日の祭太郎は、どこか様子が変です。
そして、「それでは一緒にラジオ体操をしましょう。」と言い放ち、ラジカセのスイッチをON!つ、ついに祭太郎の奥義「ラジオ体操」が始まるのか・・・と思ったその瞬間、「あ、朝の会始まる〜。」と子どもたちは、教室に戻ってしまいました・・・。
一人寂しく体育館で体操する祭太郎。体育館がとても広く感じられます。もう目も当てられません。
中休み。やはり今日の祭太郎は様子がおかしい。
「へんてこうさぎ宇宙べや」にやって来た子どもたち一人一人に声をかけます「トントン(太鼓の音)!さぁ、自分が思いついたものを形にして、この箱をいっぱいにしよう!好きなもの、大切なもの、嫌なこと・・・なんでもいいぞ!」
子どもたち:「う〜ん。何がいいかなぁ〜。」
いつもと様子の違う祭太郎に、少々たじろぎながら、子どもたちは、折り紙や段ボール、クレヨンや色鉛筆を使って、思いつくものを形にしていきます。
祭太郎:「トントン(太鼓の音)!さぁさぁ、何でもいいぞ!一生懸命考えてみよう!」
さて、先週までのスタイルを自ら崩しに掛かった祭太郎。でも、さすがに給食は、いつもどおり素の状態で和やかに。こうしたチグハグさも彼の魅力。当初低学年に遠慮して、活動に参加しずらそうだった5・6年生とも、すっかり打ち解けて、楽しくお食事です。
給食も終わり、お昼休み。
「へんてこうさぎ宇宙べや」を飛び出し、体育館へ向かう祭太郎。
体育館のステージに登り御発声。「さぁ、みなさんと過ごすのも残りあと5日。今日から本気でいかせていただきます。」朝と同様に、本気モードで祭太郎節を炸裂。そして、朝のリベンジとばかりに、ラジオ体操を始めます。1年生から6年生まで、ほとんどの児童が参加して、元気よく体操!突然の出来事に、戸惑う子や恥ずかしがって、遠くで眺めてる子もいます。でも、おかまいなしで体操を慣行!この強引さ、正に祭太郎!
しっかり体操したあと、子どもたちを集めた祭太郎「先週の一週間は、仲良く楽しくやって来たけど、これから俺は、お前たちと勝負する!」と、朝の本気宣言につづき、今度は果たし状をたたきつけました!「え?何?どういう意味?」少々理解に苦しむ発言に、笑いながらもピンと来ていない様子の子どもたち。アーティスト祭太郎、いよいよ全開モード!
放課後は、中休みから引き続いて「思いついたものを形にする」という活動を継続。先週一週間、風船や段ボール、折り紙などを使いみんなでものづくりを楽しんできた子どもたち。いままでと少し様子の違う祭太郎と対峙しながら、自ら想像し生み出すという活動に転換していきそうな予感がしました。今日の活動は、最終的なお祭りに向けて、子どもたち本来の、祭太郎本来の世界観がぶつかり合うようなワクワクさせられる一日でした。