アーティスト・イン・スクール五日目。
今日は午後から大雪。
そろそろ小学校のグラウンドでは、スケートリンクづくりが始まるらしい。
北海道ならではの学校の風景がまた一つ加わる季節です。
さて、あっという間に一週間が経ってしまいました。でもずいぶんと長い間この場所に滞在しているような不思議な気持ちで迎えた朝でした。
そして、子どもたちに雪玉をぶつけられながらの登校。
ルカさんは早速仮面づくりを開始します。石膏で作った型の状態を確認しながら、次のステップへ。
子どもたちが授業の間、黙々と制作するルカさん。
休み時間には、いつもどおり子どもたちも参加しての作業。
この一週間で、休み時間にルカさんと交流することが、子どもたちの日課になったようです。そして仮面の数は、日を追うごとに増えております。
仮面づくりは、希望者だけで強制はしていません。ですが、ほぼ児童全員分の仮面が制作できそうな勢い。
ん?これはどんな仮面になるのかな?
仮面づくりが一区切りついたルカさん、密かに進行中の裏プロジェクトを開始。セットを組み、子どもたちが作った粘土細工を巧みに操りながら、何枚も写真を撮り始めました。いったい何を企んでいるのでしょうか?この裏プロジェクトの成果発表は最終日のお披露目会に明かされるとのこと。う〜ん、あやしい。
午後はいつものように「カフェ・マスクファクトリー(仮)」がオープン。授業を終えた子どもたちや先生、地域の方がぞくぞくやってきて、それぞれ好きなようにこの場所で時間を過ごしていきます。
小規模校ならでは、というよりは、この学校、この地域ならではの午後のひととき。私たちが忘れかけている大切な人のつながりをもう一度思い返させてくれる優しい時間が流れています。
来週も引き続き、当マスクファクトリーをご愛顧くださいますようよろしくお願いいたします(笑)。
さて作業を終え帰宅。
今日も校長先生のご自宅で、おいしい夕食をいただきました。初めての土地でいただくお袋の味は、何とも言えない温かさがあります。こんなに満たされていいのかなぁ〜と不安になってしまうぐらいの密度の濃い交流。ルカさんにとっても、コーディネートさせていただいている私にとっても素晴らしい一週間でした。ありがとうございました。
いやいやこれで終わりではありませんね。週末に風などひかないように、来週も張り切って行きましょう!(漆)