こんにちは、風間天心です。
さて、小学校に入ってきて早1週間と半分が経ちました。 さー、そろそろ焦ってくる時期ですよ。 なぜなら、あと、19日、20日、21日で終わりだからね。 一週目は余裕があって、「何しようかな~?」なんてゆっくり考えていたりするんだけれど、 二週目が始まったあたりで、「あれっ、もう終わるな・・・」 そして、二週半ばの今日は「げげっ、あと三日・・・」 先週の楽しみや期待や想像力が全て、不安と恐怖でコーティングされます。 そして追い打ちをかける、疲労感のソース。 この絶妙な心理状態でおとどけアートを行っているアーティストの皆さん。 いつも、このおとどけアートが終わると、びっくりするくらい仲が良くなるのは こんな修羅場を一緒に経験しているからこそ。 いわゆる、魂の友、ジャイアンでいうならば「心の友」ですね。 さて、今日はこちらを紹介! ターミネーターです。 活動をより多くの人たちに伝えよう、との思いから生まれたこのT3をご紹介。 (吹き出しには直接言葉を書きます。) 水飲み場や掲示板、教室のドアとか窓とかいろんな場所ですね。 受け入れてくれた、北陽小学校の教職員の皆さんには感服いたします。 あたたかく迎え入れてくれた皆さんのためにも、いい活動にしなきゃ!! そして、時間はジェットコースターのように過ぎ去り、給食時間。 みんなと交流する天心さん。 実は、この給食時間色々な要素があるんです。 1、友達になる 一緒にご飯を食べると、「同じ釜の飯を食った」状態で、すぐに友達になったりします。 給食後には活動に参加してくれたり、「素(警戒心が少ない状態)」の子ども達と関われるチャンス。 2、大人にとっても結構な試練 今回は、風間さんとスタッフのみんなで一つのクラスに入ったりするんですが、 時には1人でクラスに乗り込んで行くこともしばしば。 もう、すぐに感じる「お前は誰だ?」感。 手に汗握りながら、ドキドキしながら食べる給食はいまだにスリリング。 大人だって、新しい集団やコミュニティーの中に入っていくということは緊張感するもんです。 中には「えっ、1人?嫌だーーー!」と怯える大人もいます。 でも、この給食に参加することによって 「転校生」の気分、真の恐怖を味わえるだけでなく、 「見ず知らずの集団に入ってゆく」、という行為がどれだけ緊張し、 そして容易なものではないか、ということを体感できるのです。 ふだん、僕らはこんな風に「おとどけアート」といって活動をしているけれど、 子どもひとりひとりにとっては、「誰なんだろう?」「入っていいのかな?」という 不安があるはずなんです。 子ども、だからと言って全員が全員友達ではありません。 この活動に来て、初めて知り合う友だちもいれば、 他クラス、他学年の子もいるんです。 ひとりひとりが、同じように「ドキドキ」しながら、自分の居場所をみつけてゆくんですね。 だから、僕らは いかに彼らが、 その一歩を、 勇気を振り絞って踏み出す、その一歩を 引き出すか、を考えなければなりません。 無我夢中になるぐらいの、魅力を、引力を持って ひきつけてあげたい。 そして、一度でも勇気を出して、こちらの世界に飛び込んできた子ども達みんなに、 「ああ!たのしかった!」 と感じてもらいたいのです。 だから、この「おとどけアート」という遊びには、 アーティストの力が必要なんですね。 追記 月・水・金には地域一般の方々にもご利用いただけるように、 普段からボランティアのお母さんたちが運営をしている、素敵な場所。
by sair_ais_programs
| 2014-02-25 18:11
| おとどけ/北陽/風間天心
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Comments(1)
・・・どうしましょうね〜、、、
AISさんは企画管理の責任をどう考えてるのか? 待っても連絡がないので書きます。 何度も一緒に仕事をしているAISさんは私の信頼できるパートナーです。 カラービニール袋を使ったプロジェクトも何度も一緒にやってます。 こちらも東京都現代美術館での『眠りの森 』(2007)や昨年の絵本と木の実の美術館(妻有)など、「カラービニール袋でステンドグラスのようなこと」を何度かしています。 そのこと自体はある意味「共有資源」だと思っているので、誰が何をするのかはどうでもいいことです。 しかし、彼らとは一緒にプロジェクトを行ったこともあるので、AISさん単独で「カラービニール袋でステンドグラスのようなこと」はしない、と再三話していています。 そのことは何度も話題/確認しています。 アーティストは時に課題やイメージが重複することがあるので、プランが重なるのはよくあることだと思っています。 しかし、それを、管理、判断、決定するのは、コーディネータの仕事ですね。 それをどう考えてるのか?ということです。
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小学校にアーティストが滞在し子ども達と交流する事業
by sair_ais_programs
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