糸ガール
スノーガーデンショーの期間中、学校内でも活発に行われている活動があります。
スノースタンプ作り。
休み時間にはいつも雪中庵にたくさんの子ども達が集まります。
(※雪中庵 せっちゅうあん ・・・図工室を雪歩さんのアトリエにしたもの)
その場所ではいつも響き渡る音があります。
子ども達の笑い声?
いえ、ちがいます。
ドドドドドドドドドドドド
無機質な機械音-----------「糸のこ」の響き。
彼女たちの名は「糸ガール」。
子ども達の夢を、形に変える。現実的なお仕事。
スノーガーデニングには必要不可欠な存在。
子ども達の笑顔が、希望が、全て彼女たちの手によって実現されてゆくのです。
どんな無茶な絵であったとしても、どんなに複雑怪奇なものであっても、
「糸ガール」は立ち止まりません。なんとかします。
彼女たち(男子もいる)は、子ども達が大好きでこの「おとどけアート」に参加してくれました。
しかし、そんな彼女たち。
もしかすると、子どもに向き合う時間以上に、糸のこに向き合っていたのかもしれない。
縁の下の力持ち。とは「糸ガール」達のためにあるような言葉です。
出来あがった、たくさんのスタンプ。
子ども達のアイディアと、腱鞘炎(けんしょうえん)のハーモニー。
ひとつ、またひとつと、もみじの森の雪上を彩ってゆきます。
雪の上の花びらは、
たくさんの人と人とが関わり合い ひとつになれた そんな跡なんです。