朝。
小川さんが何かしています。
子ども達が通学する時間帯に、通学路にスノースタンプをつけていました。
「何してんだろう?」と興味深く見ている子ども達。
低学年の子は「何してるの~?」と素直に聞いているようですが、
高学年の子は遠目から見るだけ。
同じ小学生といえど、学年ごとに全然違います。
1年生と6年生では、子どもと大人の差があるぐらい違います。
そんな環境で行うスノーガーデニングはどんな変化を見せるのでしょうか。
ペタン、ペタン。
雪が降った後、きれいな雪面にスタンプをする感覚。
遊びといえばそれまでなんですが、雪の遊び方としては新しいのではないでしょうか。
当たり前のように思っているけれど、実はその価値をしっかりと認識していない、
ということは良くあります。
雪、という存在をどのようにとらえているのか。
そして、その雪の持つ可能性をどれだけ広げてゆけるのか。
スタンプを押しながら、思考が回り続けます。
そんな中で、スタンプを押した後に手で茎を書いてみました。
ひとつのアイディアが、遊びによって拡張されてゆく良い例ですよね。
この「遊び」を子どもたちや教職員、保護者、地域の方々と共有して、楽しみたい。
この「遊び」」に何か有意義なことがあるかどうか、それはわかりません。
でも、物事の始まりはこういった些細なことからつながってゆくのではないでしょうか?
玄関先にぽちょん。
車にぽちょん。
雪が降ったり、溶けたり、雪を払えば一瞬で消えてしまうスタンプ。
でも、そこに「良さ」があるんです。
あちらこちら歩き回って、お疲れの様子の小川さん。
子ども達との交流はこれからなんですけどね。
つづく